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アベノミクス新予算銘柄のカギは「イージス艦増強」

―[eワラント2]―
―「eワラント」で“お小遣い強靭化”計画― アベノミクス相場の真っただ中の4月の連載で「5月以降の調整」を予言したeワラント証券COO土居雅紹氏。注目のeワラントをピックアップする連載2回目 ◆アベノミクス新予算銘柄のイチオシは「イージス艦増強」が好材料となるあの銘柄!
イージス艦製造実績

三菱重工HPにあるイージス艦製造実績の紹介ページ。何げに深い階層にひっそりと作られているのは気のせい? 

 前回は尖閣問題、スノーデン事件といった外交ネタから中国経済低迷を予測した土居氏。今回は参院選結果から、ある日本株に注目した。 「自民党勝利によって、予算は、初めて安倍総理のカラーが出てくることになるでしょう。8月に概算要求がありますが、その前にぜひ仕込んでおきたい銘柄があります」  というと、公共投資増で潤いそうなゼネコンだろうか。 「国土開発関連以外にもビッグデータ、英語教育などに予算がつくといわれてます。なかでも7月最初に防衛省が弾道ミサイル迎撃用のイージス艦2隻導入のニュースがあったように、防衛費が上がる可能性は極めて高い。ここ数年アジアの国で防衛費が減っていたのは日本だけ。イージス艦も北朝鮮のミサイル対策といいつつ、対中国の抑止力が本音です。中国の年間軍事予算推定20兆円に対して日本はわずか5兆円足らず。バランスがあまりに悪すぎますから、2ケタ増でも多すぎるとはいえません」  防衛費増は歓迎すべきではないが、投資の材料としてはまとまった予算がつくだけに心強い。ではその注目銘柄とは何だろう。 「イージス艦は1隻2000億円、2隻で計4000億円。1年で払うわけではありませんがかなりの金額。建造に実績のある『7011三菱重工コール』がイチオシ。川崎重工業コールもいいでしょうね」  三菱重工の株価は7月10日現在620円。株式投資には最低1000株60万円ほど必要だが、間接投資のeワラントなら約3000円から投資できる。  テーマがアベノミクス予算なら、防衛費以外にも注目銘柄があるだろう。 「土木では鹿島。エネルギー関連で海洋開発も注目です。日本海洋掘削、石油資源開発といった銘柄がアベノミクス予算の恩恵を受けそう。いずれもコールで買いたいですね」  アベノミクスの本番はこれからだ。株価アップの銘柄に注目したい。 【eワラントとは?】 カバード・ワラントというオプションを証券化した、少額からレバッジ投資を手軽に始めることができる金融商品(有価証券)。投資対象が幅広く、相場下落時にもチャンスがありながら、損失は限定されている。詳しくはeワラントで検索 ◆ド素人のためのeワラ基礎知識  株式、複数の株をセットにしたバスケット、金などの商品、日経平均などの指数、ドル円をはじめとする為替など、幅広い投資対象が選べるeワラント。一見複雑そうだが、投資対象が値上がりすると思ったら「コール」、下がると思えば「プット」をリスク(トウガラシの本数で示される)とレバレッジ(値動きの大きさ)を考えて選べばいい。あとは値動きを見て売却するか、満期で清算されるのを待つだけだ。  直接投資には最低数十万円必要な大型株へも3000円程度から投資できるし、追証がないから投資額以上の損失もない。ビギナーにもぴったりな「投資のバッティングセンター」(土居氏)だ。 ★3000円から投資可能 ★値上り=コール/値下り=プット ★最大損失も投資額まで ◆土居の1本決め! 三菱重工コール85回 いますぐ買って、8月半ばに売る! 土居雅紹氏検索すると「7011三菱重工コール」は6本(7月10日現在)。リスク度を示すトウガラシは1つと2つのeワラントがある。「満期日が遠いほど時間的価値が大きい。リスク度を考えると、’13年12月満期のeワラントをすぐ買って8月中旬に概算要求が出た後すぐ売るのがベストです。三菱重工の株価は7月10日現在620円。eワラントでは満期日の株価が権利行使価格を上回れば受取金発生となるので、権利行使価格500円の85回がリスクが小さく初心者向きですね。販売価格の1000倍、1万5000円から投資できます。自信があれば権利行使価格600円の86回もいいでしょう」(土居氏) eワラント
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