2015年にはEV人気がブレイクする!?

日本をつなげ!プロジェクト
~電気自動車で全国の「元気!」を突撃レポート~

第8回:2015年、EV人気がブレイクする!

 2013年8月1日、静岡県裾野市の富士スカイラインを舞台に『富士山EVフェスタ』が開催された。一般車の進入が規制されている五合目駐車場まで走る『EV富士山パレード』も行われると聞き、日産リーフで駆け付けてみた。

⇒イベントの模様はこちら http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=489036

川勝平太知事

開会式で挨拶する静岡県の川勝平太知事。

 開会式では主催者として静岡県知事が挨拶。来年、協力してEVイベント開催を目指すというハワイ・マウイ島からの来賓が招待されていた。パレードには35台ほどのEVやEVバイク、PHVなどが参加。EVパレードといいながら、電気だけじゃ五合目まで行けないPHVでもいいの? という疑問はさておき、手弁当のイベントとして今年で19回目になる『日本EVフェスティバル』開催を手伝ってきた私にとっては、県が主催して、ハワイからの来賓まで招待しちゃうゴージャスなEVイベントの誕生が感慨深かった。今、経済産業省が1005億円の補助金を投じて充電インフラ整備を進めているように、EV普及は大きな社会の意思へと昇華しつつある。

 さて、パレードだ。静岡県の広報ご担当者が便宜をはかってくださって、私が乗って行ったリーフもパレードの最後尾に一緒に並び、五合目まで走れることになった。リーフには日本EVクラブ代表の舘内端さんと、事務局長の石川響子さんも同乗。はたして、どんなパレードになるかと楽しみにしていたのだが……。パレードに並んでしまうと「パレードの写真が撮れない」ということに、走り始めてみて気が付いた(笑)。

 パレードスタート地点の「水ガ塚駐車場」の標高は約1500m。ゴール地点である富士宮口の「五合目駐車場」は標高2300mだ。パレード写真を取り損ねたお粗末はさておき、EVの群れが標高2300mに集結した様子は「EVの活動範囲が広がった」ようで、これまた感慨深かった。

 そして「EVって意外にすごい!」とさらに感じたのが、回生ブレーキの威力。パレードは五合目駐車場で解散となったので、そこから御殿場まで一気に駆け下りた。すると、五合目到着時には68%に減っていた(標高差800mの上りでは16kmを走るだけで32%分の電池を消費してしまった!)電池残量が、回生ブレーキだけで93%にまで回復したのだ。今までリーフなどの電気自動車にはさんざん乗ってきたけど、さすがに標高差約2000mを一気に下るのは初体験。走るほどに「燃料」がぐんぐん増えていく下り坂の感覚が改めて驚きだった。

舘内端氏,福武總一郎会長

五合目駐車場で遭遇して談笑する日本EVクラブ代表の舘内端氏と電気自動車普及協議会の福武總一郎会長。福武会長は、ご自身もテスラSを購入したらしい。

 東名高速での帰り道。海老名SAで念のため急速充電していると、愛知県ナンバーの三菱『アウトランダーPHEV』が充電待ちでやってきた。オーナーさんに話を聞くと、愛知県から「充電しながらできるだけEVで走ってきたから、ガソリンは5リットルほどしか使っていない」という。なるほど、燃料計の目盛りはほとんど減っていなかった。時代は、着実に変わりつつある。

 取材の結論として、思い切って予言しておこう。日本でのEV人気は、2015年を境にして爆発する。その理由はいくつかあるが、まずは、充電インフラ整備への補助金やこのイベントがそうであるように、EV普及が限られた物好きの酔狂ではなく、社会の意思になってきたことだ。さらに、EVが高価になってしまう弱点だった電池価格が、さまざまな要因でどんどん安くなってきた。安くなった電池をいっぱい積んで、300km以上の一充電航続距離をもつEVが、数年後にはポコポコ登場してくるだろう。さらに、今話題の『テスラS』をはじめ、欧州メーカーのEVが次々と日本に投入される。三菱や日産はさらなる新車種を繰り出すはずだし、今はEVに消極的なメーカーもEVを発売せざるを得ない状況になるだろう。競争が生まれ、EVは安くて魅力的なクルマになっていく。

 今までEVは「値段が高い、航続距離が短い、充電場所がない」と批判されてきた。でも、2015年には、その3つの欠点がことごとく解消される、はず。ハイブリッドがいつの間にか売れ筋になってきたように、2~3年後には、EVがついに大衆車になる時代がやってくる。富士山の五合目から束の間だけ雲が晴れた山頂を見上げつつ、「あと一息!」と感じる一日なのだった。

【コラム】EVスーパーセブン急速充電の旅!

EVスーパーセブン

このEVスーパーセブンが日本を駆け抜ける!

 日本EVクラブでは、イギリス製の名車『スーパーセブン』をEVに改造し、チャデモ規格の急速充電器にも対応。各地で充電を繰り返しながら日本を一周する『EVスーパーセブン急速充電の旅』を実施します。前例のない改造でナンバー取得が難航したが、ようやく車検を通過。9月下旬をメドに旅がスタートすることになりました。

 この旅では、私、寄本がレポートドライバーを務めます。全国の充電スポットに立ち寄りながら、EVや充電、自然エネルギーへのチャレンジなどをレポートしていく予定。旅の様子は日本EVクラブの特設サイトをはじめ、この『日本をつなげ!プロジェクト』の記事としてもお届けする予定です。サイトを覗いて応援していただけるとうれしいです!

『EVスーパーセブン急速充電の旅』特設サイト http://jevc.gr.jp/2013/

<文と写真/寄本好則(三軒茶屋ファクトリー)>

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