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東京五輪を見越して9月7日以前に仕込むべき株

いよいよ五輪の開催地が決定する。ダレ切った夏枯れ相場を活気づける一番の材料になるのは間違いなし!今から買っておくべき五輪銘柄はどれか? ⇒【前回】 「東京五輪開催決定前に仕込むべき株」
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◆五輪選手が創業したスポーツクラブ大手  不動産関連ではこんな銘柄が。 「外国人旅行者の増加でホテル業界の活況も予想される。ここは株式銘柄で探すよりもJ-REIT。ホテル特化型のジャパン・ホテル・リートや、大手町に温泉旅館を開業予定の星野リゾートが注目されます」(SBI証券シニアマーケットアナリストの藤本誠之氏)  不動産がテーマとなってくるならREITに着目するのが得策か。
有賀泰夫氏

有賀泰夫氏

「あとはスポーツクラブ。東京に決まっても開催は7年後。淡い期待を抱いて我が子にスポーツを習わせる親が増えてもおかしくない。最大手のコナミは多角経営しているので業績へのインパクトが小さいが、東京五輪に出場した水泳や体操の選手により創業されたセントラルスポーツはいいと思います。東京五輪からの連想でいえばシナリオは完璧でしょう。無理に規模の拡大を追わない経営姿勢にも好感が持てる」(元三菱UFJ証券アナリストの有賀泰夫氏)  招致委員会のホームページにも銘柄探しのヒントが。 「公式スポンサーが載っているんですが、『選手団の制服はスポンサーのAOKIホールディングスが作るのかな』とか。制服だと金額的なインパクトは小さいですが、五輪の経済効果で意外と大きいのは警備費用。この分野では最大手のセコムではなく、ALSOKがスポンサー」(藤本氏)  銘柄はなんとなく見えてきた。もうひとつの問題は9月7日の決定前にギャンブル的に買うか、決定を待つか。 「東京に決まれば決定直後に日経平均は1万7000円手前まで上昇、10月以降は海外投資家の決算や消費税増税で年末に向けて調整が入る、そんなイメージを描いています」(同)  理想は発表前に仕込み、上がったところで手放し……さらに空売りを仕掛けるプランか。慎重に行くなら、発表後の買いもアリ。 「ただ、事前に期待が高まりすぎてしまうと、決定直後に反落することも考えられます。その点は気をつけるべき」(有賀氏)  五輪銘柄は夏枯れ相場唯一のテーマ。仮に、9月6日の金曜日あたりに値が跳ねるなどの過熱感を感じたら要注意を……。 ⇒【次回】「東京五輪を逃したときすべき投資法とは?」
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【有賀泰夫氏イチ押し!】今から仕込むべき五輪銘柄10選 ●NIPPO・インフラ[東1・1881] 株価1672円⇒目標株価2400円 道路舗装最大手。1964年の東京五輪に合わせ整備された首都高の改修に期待。PBRは1倍割れと割安感アリ ●セントラルスポーツ・スポーツクラブ[東1・4801] 株価1580円⇒目標株価2000円 フィットネスクラブ業界2位。東京五輪出場選手を中心に創業。スポーツ振興が追い風に。PER12倍台と割安 ●日本金銭機械・カジノ[東1・6418] 株価1353円⇒目標株価1800円 五輪を機に外国人観光客を当てこみカジノ解禁となれば海外カジノで貨幣処理機の実績があるココが市場の主役に ●美津濃・スポーツ用品[東1・8022] 株価633円⇒目標株価800円 五輪招致の公式スポンサーであり、日本選手の活躍が期待される水泳用品に強み。日本競泳陣の活躍次第では!? ●日本信号・リニア[東1・6741] 株価684円⇒目標株価900円 信号会社最大手。2027年開通予定のリニア中央新幹線が五輪に合わせ前倒しとなれば注目度が一気に高まる 【藤本誠之氏】 SBI証券。銘柄的中率の高さ、福々しいご尊顔から「相場の福の神」のあだ名を持つ。SBI証券で定期的にリポート、コラムを配信中 【有賀泰夫氏】 H&Lリサーチ。三菱UFJ証券などでアナリストとして活躍したのち、独立。月次の売り上げや収益をもとにした小型株の分析に定評 ※株価は8月19日終値 ― 祝・東京五輪(予定)![9月7日以前]に仕込むべき株10選【2】 ―
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