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IOC委員が難色!? 五輪を口実にエロ本が消える

長年の誘致活動が実のり、2020年の東京オリンピック開催が決定した。8年間で3兆円という膨大な経済効果も期待され、明るい話題ばかりだ。しかし、その陰ではさまざまなものが排除される“浄化作戦”がこっそりと進行していた! ◆IOC委員が難色!? 五輪を口実にエロ本が消える
アダルト, エロ本

コンビニのエロ本売り場も縮小傾向にある。規制は業界にとって死活問題だ

「東京五輪開催中のコンビニから成人誌が消える」という噂が流れている。誘致の旗振り役・石原慎太郎氏が性風俗や性表現の規制に熱心だったこと、「IOC視察団が成人誌コーナーを見て顔をしかめた」との報道があったことが主な根拠だ。’00年代後半から、アグネス・チャンさんら日本ユニセフ協会などが、アニメ、マンガ、ゲームでも18歳未満の性的描写を撲滅する運動を展開したことは記憶に新しい。  ’10年には、登場人物が18歳未満のように“見える”だけで規制されかねない東京都青少年健全育成条例の改正案も審議された(「非実在青少年」問題)。  この改正案は否決されたものの、エロを目の仇にする勢力からすれば、東京五輪は販売規制・表現規制を再び推進するまたとないチャンスとなる。  法律・条例強化以外の規制も行われる可能性が高い。成人誌編集経験の長いS氏はこう語る。 「配本数の圧倒的多数を占めるコンビニに切られたら、エロ本の部数は3分の1から4分の1まで落ちこみます。そうなれば即休刊ですよ。五輪期間中のエロ本販売規制は、この版元の立場の弱さと小売サイドの強さが利用されるでしょう。コンビニや取次の自主規制を促すのです。東京都が『五輪開催中だけは売って欲しくない』という意向を示せば、コンビニ、取次、バイヤーがその期間だけ取扱いを止めることは簡単です」  業界誌勤務のR氏もため息まじりにこう話す。 「’02年の日韓ワールドカップのときにもコンビニ規制が強まり、前回の石原都政の五輪誘致活動のときにも規制が強まりました。児童ポルノ法問題もあるし、出版不況、若者のエロ本離れと、業界にとっては本当に大変な時代です。本当は日本のエロ本文化を世界に知ってもらえる、いい機会だと思うんですが。せっかく日本に来たんだから、エロ本も楽しんでほしいですけどね」 ― 東京五輪の陰で進む“浄化作戦”【2】 ―
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