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リニア銘柄「品川駅がアツい」

東京五輪決定に沸いたこの秋、2027年に開業予定のリニア中央新幹線の詳細ルートが発表された。東京五輪のさらに先に実現される一大プロジェクトに、今後の株式市場はどう反応するのか。「夢の超特急」開業に向けた投資戦略を考察する ⇒【前回】『リニア銘柄「本命はJR東海ではない」』はコチラ
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◆複数テーマを持つ銘柄でチャンスを広げよ 藤井英敏氏 フィスコのアナリスト小川佳紀氏とカブ知恵の藤井英敏氏共通の意見として、リニア中央新幹線のような旬のテーマに投資するなら、リニアだけでなく複数の投資テーマを持つ銘柄を選ぶのがいいという。 「リニア中央新幹線はルートの8割以上がトンネルであるため、トンネル工事に強いゼネコンが特に人気化しています。こうした銘柄は震災復興や東京五輪、国土強靭化といったテーマでも物色されているため、市場の注目度は非常に高くなります」(藤井氏) 「複数テーマを持つ銘柄は、それだけニュースになる機会も多いので投資チャンスが頻繁に訪れます。中長期で投資する場合でも複数テーマがあればリスクヘッジ効果が期待できます」(小川氏)  複数テーマを持つのはゼネコンだけではない。小川氏によると、リニアに活用される超電導の技術を開発した研究者は、ノーベル物理学賞の有力候補と目されている。今秋は受賞を逃したものの、もし来年以降、見事選出されることがあれば、昭和電線ホールディングスや住友電気工業といった超電導の電線やコイルなどの技術に強みを持つリニア銘柄に、一気に買いが集まる可能性は高いという。  藤井氏が特に注目する銘柄は、リニアの駅が開設される品川を拠点とする京浜急行電鉄だ。 「品川はリニア新幹線の起点となるだけでなく、羽田空港とのアクセスを持つので、東京駅に代わる首都圏のハブとなる可能性があります。品川周辺の不動産も多く所有するため含み資産銘柄の側面もあり、急速に国際化が進む羽田空港のハブ化構想に進展があれば、大化けする可能性は非常に高い」  リニアばりのスピード投資で市場に挑むか、じっくりと上昇を待つか――。リニアと一緒に資産も浮上できるかも!? ※藤井英敏氏の推奨するリニア中央新幹線+α銘柄はコチラ
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取材・文/森田悦子 写真/時事通信社 ※株価は10月23日時点 ― リニア新幹線銘柄を短期&中長期で仕込む戦術を考えた【3】 ―
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