仕事

痛さに弱い男に朗報!痛みゼロのホワイトニングを体験ルポ

―[山田ゴメス]―
 ゲーノージンは歯が命! ってことで僕、ゴメス記者はべつに芸能人ではないのだが、50年以上の年輪を重ねて古時計のように黄ばんできた歯が、モテに対する確実な障害となる現実は、少なからずの悩みのタネである。いっそのことホワイトニングでもしてみっか? でも、けっこう痛いって噂だし……。そんな極端に痛みに弱いゴメス記者に、耳寄りな情報が!?  といのも、「ホワイトバランス」という画期的な歯のオーラルエステ(ホワイトニング)が今、ちまたで話題になっているらしい。従来のホワイトニングと違って、痛みはまったく伴わないそうだ。とくに、太っとい麻酔注射を打たれ、キュ〜ンガリガリガリ……と、まるで拷問のような虫歯治療を受けていた僕、ゴメス記者世代は皆、(たぶん)歯の痛みに対して極端なアレルギー反応を示すもの。しかも、生理や出産を体験しない男は、女性よりも元来、痛みに弱いという科学的データもある(交通事故などで病院に運ばれた場合、痛みでショック死する確率は圧倒的に男性のほうが高いという)。つまり、「なにが画期的なのか?」といえば、「痛みなしで歯が白くなる」ってことだけで、むしろ男にとって画期的なのである。さっそくお話をうかがいに、「ホワイトバランス」を推奨する「金の糸美容術」で有名な株式会社エバーさんまで、足を運んでみた。 ――今日はヨロシクお願いします! で、さっそくなんですけど、僕の歯、どーですか? 営業部の平山文子さん(以下、平山さん):すごく(黄ばみを)落としがいのある歯だと思います(笑)。せっかくですから、お試しになっていかれません? ――い、いいんですか!? でも……ちょっとでも痛かったら僕、すぐ帰っちゃいますからね! ほら、歯医者でも「全然痛くないですよ」とか言いながら、たまにピリッと痛かったりするじゃないですか。この「たまにピリッと~」は、僕の中じゃあ、充分“痛い”の範疇ですから。 平山さん:まったく痛んだりも染みたりもしませんから大丈夫ですよ(笑)。 ――ホントに? (歯の)ホワイトニングって、けっこう痛いみたいな話もよく聞くんですけど。 平山さん:従来のホワイトニングというのは、過酸化水素水という劇薬を使っているんです。身近で言うと、パーマ液とか髪のカラーリング剤などに9%ほど入っている薬剤ですね。だから、刺激があったり染みたりすることもあって、知覚過敏のような症状を訴える方も多いんです。 ――そ、そおなんですかっ!? 平山さん:意外と知られてないのですが、従来のホワイトニングは虫歯や差し歯やインプラントなどがある方には使えないんですよ。簡単に言ってしまえば、汚れた歯の表面に強い薬剤を作用させて白くするという理屈なので。その薬剤は、陶器やプラスティックで作られた歯に対してダメージを与える可能性がありますし、虫歯に塗ればものすごく痛い。だから、やるときは歯茎に保護剤を塗ります。そうしないと、最悪の場合、歯茎の表面がめくれてしまったりもします。 ――それ、やだ。 平山さん:あと、従来のホワイトニングには約48時間の食事制限も出てきます。歯の表面を溶かしているので、ザラつきを感じ、汚れや、たとえばカレーや赤ワインなどの食材の色素が付着しやすくなるからです。 ――ホワイトバランスは、食事制限がないんですか? 平山さん:一切ありません。ホワイトバランスは、二酸化チタンが含まれたジェル剤を使い、光触媒という化学反応を起こさせるのですが、この反応には歯の回りに水のベールのようなものを張ってくれて、つるつるに歯を輝かせてくれるんです。さらに、歯についた菌を減らす効果もあり虫歯予防にも繋がります。そして、ジェルを塗った歯に特殊な光をあて光触媒という化学反応を起こし、汚れを分解して落とすという仕組みです。 ――その“特殊な光”というヤツは安全なんですか? 平山さん:安全ですね。ホワイトバランスは侵略性の非常に低い“安全な青色光”を使用していますので。もちろん、紫外線は一切含みません。 ――なんか、さっきからイイことずくめじゃないですか!? 弱点だってあるんでしょ? 平山さん:弱点、ですか……。あえて言うなら、従来のホワイトニングほどの白さは望めないかもしれません。ただ、人工的な白さではなく、自然なかたちで歯の黄ばみは確実に薄くなっていきますよ。 ―― 一般的に、施術はどのくらい受けたら効果があらわれるのでしょう? 平山さん:一回が5分~7分で1セット。それごとにジェルを塗り替えて光をあてます。これを平均3セット~6セットほど受ければ、本来の歯の白さに戻すことができます。 ――気になるお値段は? 平山さん:クリニックだと12000円くらい。サロンさんだったら平均6~8千円あたりでしょうか。さらに、お得な回数券を用意しているサロンさんも多いです。 ――“持ち”はどれくらい、と考えておけばよいのでしょう? 平山さん:一度汚れを落としてしまえば、その人の美意識の違いにもよりますけど、だいたい1か月に一回くらい通うだけでOKです。 ――ちなみに、この施術はどこに行けば受けることができるんですか? 平山さん:最近はネイルサロンとかで、このマシーンを導入しているケースが多いですね。あと、ホワイトバランスだけを専門でやっているサロンもいくつかオープンしています。残念ながら歯医者では、まだ積極的に打ち出している所は少ないようです。たぶん、従来のホワイトニングのお客さまが減ってしまうからではないでしょうか? ――そおなんだ……。“痛くない歯のホワイトニング”って、むしろ男が飛びつくと思うんですけどねぇ。もっと、男が行きやすい場所でも大々的にやればいいのに……? 平山さん:かもしれませんね。 ――ではお試し、お願いしま~す!  ゴメス記者が実際にホワイト二ングを体験してみた模様は、以下の写真にてご覧あれ!(*少々グロい画像がありますがご容赦ください) ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=560368 <取材・文/山田ゴメス> 【山田ゴメス】 1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。また『解決!ナイナイアンサー』のクセ者相談員の一人でもある。日刊SPA!ではブログ「50にして未だ不惑に到らず!」(https://nikkan-spa.jp/gomesu)も配信中。著書『クレヨンしんちゃん たのしいお仕事図鑑』(双葉社)も好評発売中!
大阪府生まれ。年齢非公開。関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション・学年誌・音楽&美術評論・人工衛星・AI、さらには漫画原作…まで、記名・無記名、紙・ネットを問わず、偏った幅広さを持ち味としながら、草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター兼コラムニスト&イラストレーターであり、「ネットニュースパトローラー(NNP)」の肩書きも併せ持つ。『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(ワニブックスPLUS新書)ほか、著書は覆面のものを含めると50冊を超える。保有資格は「HSP(ハイリー・センシテブ・パーソンズ)カウンセラー」「温泉マイスター」「合コンマスター」など
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