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WindowsXP、サポート終了でハッカーの攻撃対象に

アベノミクスの次なるフェーズは? 消費税増税で生活はどうなるのか? TPPは? 中韓との外交問題は……などなど、我が国は今年も多くの課題を抱えている。しかし、そんな大きなトピックの陰に隠れて、実は結構日本の首を真綿で絞めるような問題がある。あまり話題にならない、日本が抱える「2014年問題」を探った 【WindowsXP問題】サポート終了と同時に攻撃対象に変わる!
WindowsXP

XPの使い勝手に慣れて、いまだに使い続ける気持ちもわかるが、セキュリティ上は問題(マイクロソフト公式サイトより)

 ’14年4月9日に終了するWindows XPの公式サポート。いまだ民間企業の半数がXPを使い続けていると言われている。サポート終了の何が問題なのか。 「今まで塞がれていたウイルスの侵入経路がオープン、つまり完全に無防備な状況でウイルスの攻撃にさらされる。これが、XPの2014年問題です」(PCセキュリティ対策・ラックの西本逸郎取締役CTO)  市販の対策ソフトなどを用いても、ウイルスの流入阻止は難しいという。 「新種のウイルスに攻撃されたらほぼ100%防げません。XPを使い続けることも不可能ではないですが、それには専門知識が必要。個人ならともかく、企業がサポート切れのXPを使い続けることは大問題です」  具体的には何が起こり得るのか。 「PC内部を破壊する程度ならいいですが、怖いのは個人情報の大量流出。流出したら間違いなく経営責任が問われます。XPを使い続ける限り、その可能性が極めて大きい。すぐにOSを更新すべきですし、使い続けるなら経営者は覚悟すべき」  一刻も早いOSの更新こそが、最善にして唯一の解決方法のようだ。 ― 警告[2014年問題]が意外とヤバい!【4】 ―
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