恋愛・結婚

新成人の主張「童貞は万能の免罪符なんです」

 ’14年、新成人となったのは全国で121万人とされ、統計開始以来もっとも少ない数字となった。すっかりマイノリティと化してしまった新成人を始めとする20代前半の若者たちは何を考えているのか? 20代前半世代たちに思いの丈を熱く語ってもらった。 新成人 まず登場したのは、「童貞」をネタにしている「ファッション童貞」な20歳。  童貞といえば、昔はひっそり隠しておきたいものだったはずだが、「モテるために脱童貞を果たした今でも童貞と言ってます」と語るのは、今年成人式を迎えた前原一騎(仮名・20歳)さん。 「童貞は純粋、うぶっていう先入観があるから、男女問わず年上受けが良いんですよ。イメージだけで勝手にかわいがってもらえる。それに、大半のリアルな童貞はからかわれるだけでムキになるじゃないですか。でも、『童貞です』っ自分からネタにできる時点で、余裕があるし男のヒエラルキーの上位にいる証しになるんです」  ネタにすることで女性の妄想も膨らませることができるという。 「『自分から暴露するっていうことは、本当は結構モテるのに謙遜してるだけ?』と勘違いしてくれるメリットもあります。そうなると『モテるけど調子に乗らない良い人』っていう噂が大学中で独り歩きする。自分の知らないところで、“地味でもモテる男”っていうおいしいポジションが確立されるんです。モデルみたいなイケメンにはかなわないけど、地味目な女のコの食いつきは抜群で、LINE経由で告白したら、半年で10人以上とヤレました(笑)」  すっかり脱童貞した前原くさんだが、今でも“自称・童貞”を貫くのがポリシー。 「なんで童貞を装い続けるのかわからないという人もいるかもしれませんが、童貞であると自称することで、誰も傷つけないから、自分が攻撃されずに済むんです。そのうえで良い思いもできるんだから、もう童貞は万能の免罪符なんです。ファッション童貞最高!」 週刊SPA!1月21日発売号「イマドキ20歳[ニッチな青年の主張]」特集では、他にも「一生処女でいたい」と主張する女子、右翼デモや左翼デモに熱中する男子、「遅刻は悪いことじゃない」と主張する女子など、彼らなりの価値観で思いの丈を語ってもらっている。共感できるか、理解できないか、とにかくご一読頂きたい。 <取材・文/週刊SPA!編集部>
週刊SPA!1/28号(1/21発売)

表紙の人/有村架純

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