「子供がかわいそう」スマホに夢中な親に疑問の声

育児問題について、激しい論争が繰り返され「炎上」するのはなぜか? 育児経験のない20~30代男女を対象に「育児問題で目にする不快な事象」をテーマにアンケートを行った。その結果と、育児をテーマにした週刊SPA!連載漫画「いくもん!」作者・中村珍氏とともに考察してみた

◆公共の場所編

イラッ, マナー, 子供, 育児問題, 電車 公共の場での子連れ親の行動で最も炎上度が高かったのは「子供が話しかけてるのにスマホに夢中で返事がおざなりな親」。「子供がかわいそう」(35歳♂、ほか多数)、「ネグレクト」(39歳♂)などと批判がほとんど。子供の安全面はもちろんのこと、「コミュニケーションが取れない子になりそう」(35歳♀)と、教育面で疑問を禁じ得ないようだ。

 同じ視点から「居酒屋に子連れで来る親」もアウト。酒とタバコの煙が渦巻く空間に子供がいるのはやはり違和感があるようで「親が頼んだ酒を、子供が誤飲してしまう可能性を考えていない」(29歳♂)などと批判の嵐だ。とはいえ「常識的な時間内に帰れば許容できる」(37歳♀)と、若干の理解を示す声もあった。

 子供を介して頼みごとをする親に対しては、「教育に悪い」(37歳♂)。「子供が親の友人に『おまえ』と言ったり、無礼な口を利いているのに注意しない親」も炎上指数3位と高め。「躾けろ」(38歳♂、ほか多数)に尽きるだろう。

いくもん 電車内で「靴を脱いで窓側を向いて立ち膝の子供」、同じく「席を立たせた子供がこちらの太ももを踏む」という光景もよく見かけるが、前者は「靴を脱いでいるならいい」(37歳♀)など割と寛容。だが後者に対しては「不法行為」(34歳♀)、「叩いてよい」(29歳♂)などと一気にトーンアップ。親はともかく無自覚な子供の行動は、大目に見てやれないものか……。

 また、子持ちであることを「特権」のように行使し席を譲るよう求める妊婦や親には「甘えるな」(38歳♂)、「お年寄りや不妊で悩んでいる人たちへの冒涜」(36歳♀)と抵抗を示す声が多い一方、「向こうから一言かけてほしい」(38歳♀)、「こちらが気づいてあげるべき」(30歳♂)とする意見も多かった。

 延長線上で、公共交通機関のベビーカー問題もつねに炎上のタネ。「ハッキリと邪魔だと言う」(38歳♂)、「お前のスペースじゃない」(36歳♂)、「子供を産むべきでない」(27歳♀)など、親が聞くと震え上がるような冷酷なコメントもあるものの、「混雑時でなければよい」(37歳♂、ほか多数)、「折りたたむほうが危険な場合もある」(28歳♀)など理解を示す声が過半数である。「ベビーカー(+車椅子)スペースを活用すればお互いにとっていい」(38歳♀)と改善を促す提案も少なくなかった。

【公共の場での不快事象】
※数字は20~30代の育児未経験者男女200人が、共感度に沿って1~5点のポイント制で投票した炎上指数

・1位 子供が話しかけてるのにスマホに夢中で返事がおざなりな親:147

・2位 居酒屋に子連れで来る:124

・3位 子供が親の友人に「おまえ」と言ったり、結構無礼な口を利いているのに注意しない親:123

・靴を脱いで窓側を向いて立ち膝の子供。それを止めない親:121

・子供を電車内の席の上で立たせ、子供がこちらの太ももを踏む:118

・「言うこと聞かないなら置いてくからね」と、子供を置き去りプレイする親:115

・ファミレスで15人ぐらいで3テーブル占拠してる子連れ主婦集団:114

・こちらが座って、向こうの子供が一人しか座れなくなると親が「えっ、立ってくれてもよくない?」と無言の圧力をかけてくる。:112

・子供に「ちょうだい」をさせるクレクレ系親:112

・「席を譲ってください」とか口に出さずに、フリーパスのように無言でマタニティマークを見せてくる妊婦:110

・ベビーカーを折りたたまず電車に乗ってくる:109

・何故か子供を介して見ず知らずの他人にお願いごとをしてくる親:107


★中村珍氏の寸評
妊婦さんのマークは、皆いちいち見てないのだから、一言いってくれれば良い。子供を介してお願いしてくる親は子供に無敵の権利があると思い込んでる証拠。ベビーカーが問題なら大型スーツケースや大きな楽器も問題視しては?

【中村 珍氏】
28歳。イラストレーター、漫画家、ライター、ストーリー制作の講師など。週刊SPA!連載漫画『いくもん!』のようなルポ漫画のほか、フィクションやエッセイなども執筆。3月23日(日)に中村珍・単行本3冊連続刊行記念「ナカムラ春のチン祭り!」を開催

― なぜこんなにも[育児が炎上]するのか?【2】 ―

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