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「キトラ古墳展」で古墳にコーフン! 石室体験、超ズーム壁画観賞、グッズも充実

 4月22日から、東京国立博物館(東博)で「キトラ古墳壁画展」が始まった。奈良県明日香村以外で展示されるのは“最初で最後”ということもあり、非常に注目が集まっている。キトラ古墳の壁画がどれだけ貴重で、どんな展示があるのかについてはテレビや新聞がすでに報道済みなので、ここではそれ以外のお楽しみ部分を紹介したい。 【1】バーチャルリアリティ映像でキトラ古墳の石室体験ができる!
キトラ古墳

VR作品『キトラ古墳』で再現された石室内部。天文図、朱雀、白虎などがはっきりと見える

 実物の壁画が展示される本館とは別棟の東洋館地下1階「TNM&TOPPANミュージアムシアター」では、バーチャルリアリティ(VR)映像で再現した石室内部や壁画の様子を見ることができる。本館で見られるのは石室から剥がされた後の壁画だが、ここでは実際にはもう入ることができない石室内部や、東西南北と天井すべての壁画が揃った状態をリアルな超高精細映像で見ることができるのだ。まるで自分が石室内に入ったような気分にさせてくれる映像は、充実の約40分(キトラ古墳壁画展は5月18日までだが、こちらは7月13日まで上映)。 ⇒【画像】はコチラ
https://nikkan-spa.jp/wp-content/uploads/2014/04/k2.jpg
【2】肉眼では見られない壁画の色や質感を、超ズームで見ることができる!
キトラ古墳展

実物よりもさらに拡大して見ることで、新たな発見も

「キトラに触れる!」と題した別棟の表慶館での展示では、42インチのモニターを使って、スマートフォンと同じように指でキトラ古墳・高松塚古墳の壁画画像を拡大・縮小することができる。  ズーム率は最大約50倍。壁画の質感や色がはっきりと見え、顔料の粒まで確認することができる。  さらに、人間の目では見ることのできない、絵の下の漆喰やそのまた下の支持体(石)の状態をタブレットPCで見ることもできる。 「赤外線やテラヘルツ波を使い、非破壊・非接触で撮影した写真をもとにつくったものです。例えば赤外線撮影のものは、壁画の上を覆っている土の下を写すので、墨線が際立って見やすくなります」(科学調査を担当した、情報通信研究機構の福永香さん) 【3】おみやげ売り場のグッズがとても充実している!  展覧会場を出てすぐのおみやげ売り場では、東西南北の壁画に描かれた四神(青龍・朱雀・白虎・玄武)や、天井に描かれた天文図をテーマにした商品が盛りだくさん。iPhoneケース、クリアファイル、マウスパッド、Tシャツ、トートバッグ、スタンプ、ふきん、マグネット、ペーパーウェイト、缶バッジ、一筆箋、ボールペン、ペーパークラフトなどなど……。さらにはチョコクランチなんてものまで。これだけのキトラ古墳オリジナルグッズを揃えた博物館は他にはないだろう。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=629318  キトラ壁画展に行って、本館の展示を見るだけではもったいない。実物を見た感動にこれらの体験が加われば、数倍楽しめること間違いなし! ※東京国立博物館「キトラ古墳壁画展」(http://kitora2014.jp/)(4月22日~5月18日)おみやげ売り場およびミュージアムショップでは、古墳シンガー・まりこふん著『古墳の歩き方』(扶桑社刊・5月2日発売)を4月23日より独占先行発売! ※VR作品『キトラ古墳』(TNM & TOPPANミュージアムシアター編、監修:東京国立博物館/製作・著作:奈良文化財研究所、東京文化財研究所、凸版印刷株式会社/制作:凸版印刷株式会社/監修:文化庁/協力:明日香村、国土交通省近畿地方整備局、情報通信研究機構) <取材・文/北村土龍>
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