2040年に女性のアンダーヘアが消滅する!?

― 木村和久の「オヤ充のススメ」その14 ―


 いよいよ水着の季節到来ですなって、オレには全然関係ないけどね。この季節は水着姿になる準備期間で、ファッションリーダーやトレンドリーダーとなっている女性は、ムダ毛処理のためにせっせとエステ通いをしていることでしょう。

ビキニ(イメージ写真)

2040年頃にはムダ毛としてアンダーヘアは無毛となるのか

 そのムダ毛は腕毛、スネ毛にワキ毛といろいろあるが、最重要なのはアンダーヘアでしょう。常日頃からTバック下着の着用もあるしで、相当な部分まで処理しており、極端な例だとアンダーヘアは、縦5センチ、横2センチの「白子のり1枚」状態となっております。そうなると、北極海の氷のように、将来は消滅する可能性がなきにしもあらずってことですね。

 ムダ毛処理の歴史を、順を追って書いてみます。

 まずアンダーヘアの前に、ムダ毛の先輩格のワキ毛の話から。ムダ毛としてワキ毛を処理するようになったのは戦後のことで、昔は結構皆さん、自然に生やしておりました。すでに亡くなっている、うちの母親も昭和30年代に一緒にお風呂に入っていた頃は、ワキ毛をたまに生やしていた。

 つまり、高度経済成長になり、水着やノースリーブを着るようになって初めて、夏場だけ剃ることが起きたのではないか。昭和50年代にアジアのエアラインのスチュワーデスさんの、半袖の奥のワキ毛を発見したときは、ちょっと興奮しましたね。アジアでは、まだワキ毛はありだったんだ。

 というわけで、ワキ毛消滅まで約30年かかった。となるとアンダーヘアーもそろそろ消滅のカウントダウンが始まってもおかしくない。その兆候は山ほどありますぞ。

 まずアンダーヘアに対する美意識の変化である。ダウンタウンの松本人志が、某女性タレントにアダ名つけろといわれて、思わず「ケツ毛ぼうぼう」と言ったことで大爆笑が起きた。恐らく日本のテレビでケツ毛という言葉を最初に使ったのは、松本人志じゃないか。そもそもシモの毛は、全部陰毛扱いで細かく分類されていなかった。

 だから松本発言以来、アンダーヘアーのお尻の部分をケツ毛と女性達は初めて認識したのではないか。そして、なんと聞こえの悪い呼び名だこと。ケツ毛を自分が生やしていることの罪悪感は計り知れない。そんな意識が芽生えたのだ。

 夏場のムダ毛処理の美意識もある。昔はレースクイーンやモデルがやる行為だったが、今は皆さん普通にムダ毛処理をする。その処理を加速させたのが、エステの価格破壊だ。昔はムダ毛処理一式70万円なんて法外な料金を取って、社会問題になっていたが、今は格段に安く、ほんと数千円でできるようになった。自分で剃っていては、すぐまた生えてくる。だったらレーザーやら薬品やらで、永久脱毛しようと考えるのは自然の流れだ。

 現状で言うとケツ毛はもちろん、局部の左右も処理して見栄えを良くしている。そして最大面積を誇る、ヘソの下のデルタゾーンは、すっきりさせるために、お情け程度に生やしている、それが最先端の女性たちのヘア事情だ。

 医療関係者は、陰毛が雑菌の侵入を防ぐためのもの、剃らない方がいいというが、時すでに遅し。アンダーヘアは360度中、270度は完全撤退で、細菌の進入を考えた場合は、すでに無防備状態である。

 こんなアンダーヘア陥落寸前状態で、颯爽と登場したのが壇蜜だ。最近グラビアに出ないから忘れているが、彼女は無毛を武器にグラビアを席巻したのだ。そして「恥丘は丸かった」ことを日本人として初めて証明している。これに感銘を受けたのは、案外女性の方で、パイパンかっこいいいという美意識が生まれたのではないか。無毛でも全然問題ないじゃん、目障りだった白子のり状態だった最後のヘアを、剃るという暴挙に出たコもいる。

 オヤ充的に言わせてもらうと、昔は嫉妬深い彼氏が浮気防止として、浮気できないように毛を剃ったが、今や女性は自ら進んで無毛になっている。だから浮気も逆効果だ。

「彼氏がバカだから、毛がないと浮気できないと思ってんだよね~」と、いいつつ、堂々と浮気しているコが結構おりますぞ。

 そんなわけで嫉妬深い男がシックインジェクターで丁寧に陰毛を剃ってた時代が懐かしい。もはやそんなことも女性が自らしてくれて、パイパン・メディア・クリエーターの仕事がなくなってしまいましたがな。

 時代は無毛にまっしぐらに進んでいる。だいたい散歩時のトイレのたんびにケツ毛を拭くゴールデン・レトリバーより、肛門丸出しの柴犬の方が手間がかからず、凛としているではないか。それで推測すると、柴犬を飼ってるコは多分ケツ毛を処理しているよね。

木村和久

木村和久

 おそらく20~30年ぐらい先、2040年頃には、無毛が当たり前の時代が来るでしょう。その頃には、映画「テルマエロマエVIII」で、阿部寛がパイパンだらけの女風呂の底から飛び上がって、またびっくり仰天だ。それからワープした阿部寛が、ローマ時代に戻り、皇帝に平たい顔族の女は陰毛を剃っていると報告し、ローマでもパイパンブームが起きるでしょうって、話が発展しすぎだってば。

■木村和久(きむらかずひさ)■
トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦

<Photo by micadew via flicker>

20代50.3%、30代38.1%、40代31.5%と女性人気No.1!飲み会で知っておくべき女性好みのお酒とは?

20代50.3%、30代38.1%、40代31.5%と女性人気No.1!飲み会で知っておくべき女性好みのお酒とは?
sponsored
 いつの間にか、セミがガンガン鳴きだして夏がきたと感じる昨今。今年の夏は、2010年以来の猛暑が予想され、連日うだるような暑さを覚悟しなくてはならない…

連載

ばくち打ち/森巣博
番外編その3:「負け逃げ」の研究(12)
メンズファッションバイヤーMB
「クールビズ」がダサく見えるのはなぜ?
山田ゴメス
妊婦でAV出演を決めた、貧困シングルマザーの事情
オヤ充のススメ/木村和久
名古屋喫茶の雄「コメダ珈琲」上場で変わるカフェマーケット
フミ斎藤のプロレス講座/斎藤文彦
ホーガンがWWEと“絶縁”した日――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第140回
英語力ゼロの46歳バツイチおじさんが挑む「世界一周 花嫁探しの旅
「俺と二人で旅がしたいの?」――46歳のバツイチおじさんは男前すぎるセリフを真顔で言い放った
原田まりる
ファミレスで隣の席の会話に聞き耳を立てていたら、大喜利を観覧したような気分になった話
18歳女支配人・このみんの経営学「私のミカタ」/園田好
「なんで飲食業でモデルみたいな恰好してるんだ?」ロスの税関で4時間尋問を受けて感じたこと
大川弘一の「俺から目線」
俺の問題にはなるな――連続投資小説「おかねのかみさま」
プロギャンブラー・のぶき「人生の賭け方」
「ポケモンGO」を配信前の日本でプレイしてみたよ 秋葉原でポケモンゲットだぜ!
フモフモ編集長の今から始める2020年東京五輪“観戦穴場競技”探訪
吉川晃司もやっていた“東京五輪最強の穴場”競技とは?
おじさんメモリアル/鈴木涼美
「顔じゃなくて知性で女を選ぶ」男の無知性
僕が旅に出る理由 in India/小橋賢児
北インド秘境で「宇宙に住んでいる」と実感した――小橋賢児・僕が旅に出る理由【最終回】

投稿受付中

バカはサイレンで泣く 投稿受付中
佐藤優の人生相談 投稿受付中