大荒れのサッカー天皇杯、元日・決勝を前倒しで波乱続出

天皇杯限定ユニフォーム

デザインはカッコいい天皇杯特別ユニフォームだが...

 全国のプロ・アマ最強チームを決める日本最大のサッカートーナメント、天皇杯。元日に“聖地”国立競技場で行われる決勝戦は、サッカーファンにとって風物詩となっているが、今年は大きな異変が起きている。

◆学生や社会人チームが大躍進

 まず、大きく変わったのは開催日程。来年1月に日本代表がAFCアジアカップに出場するため、決勝の開催が恒例の元日から12月13日に前倒しされたのだ。元日以外に決勝が開催されるのは1967年度の第47回大会以来、実に47年ぶり。また、東京・国立競技場が改築されるため、決勝の舞台も横浜・日産スタジアム(横浜国際総合競技場)に変更された。

 この煽りを受けたのがJ1のチーム。例年と比べ、一ヶ月半も早い開幕で調整が上手くいかなかったのか、番狂わせが続出している。

●ソニー仙台FC 2‐2 鹿島アントラーズ(PK戦2‐1)
●奈良クラブ 2‐1 ベガルタ仙台
●ギラヴァンツ北九州 3‐2 横浜Fマリノス(延長戦)
●関西学院大学 2‐1 ヴィッセル神戸
●Vファーレン長崎 2‐1 アルビレックス新潟(延長戦)
●ジェフユナイテッド千葉 1‐1 柏レイソル(PK戦12‐11)
●愛媛FC 1‐0 川崎フロンターレ
●ザスパクサツ群馬 2‐1 浦和レッズ


 なんとJ1全18チーム中、約半分の8チームがすでに大会から姿を消してしまったのだ。しかも、そのうちの3チームは社会人や学生に敗れるという、所謂“ジャイアント・キリング”を起こされている。ベスト16の段階で、実に7チームがJ2のクラブだ。異なるカテゴリーの下克上が見られるのも天皇杯の魅力の一つだが、もはや今大会はどこが勝ち上がってもおかしくないだろう。

◆限定ユニフォームが届く前にチームが敗退

 なかでも一番の話題となったのは前大会王者、横浜Fマリノスの敗退だ。今回、マリノスはリーグ戦で着用しているユニフォームとは違った、「天皇杯特別ユニフォーム」を発売。ファンには堪らないアイテムだが、なんと商品が発送される前に敗退が決まってしまったのだ。これに商品を予約していたサポーターは激怒。ネット上では「届いても恥ずかしくて着られない」、「返金してほしい」と非難の声が続出した。実際にユニフォームを注文していたサポーターに話を聞くと、「チームへのお布施だと思って我慢します……」と、あきらめに近いような感想が。しかし、サッカーファンのなかには、この状況を逆にチャンスと見るものもいる。

「応援してるわけじゃないんですけど、以前、珍しさからマリノスの横浜開港150周年記念ユニフォームを買ったんです。何年かしてネットのオークションに出したら、4~5倍の値段で売れてビックリしましたよ。今回のユニも話題性があるし、いずれレア物になると思っています」(30代・アビスパ福岡サポーター)

 たしかにマリノスファンはもちろん、他クラブのサポーターにも大きなインパクトを与えたユニフォームだけに、これからも語り継がれていく一品になるかもしれない。例年より早まった決勝戦まで、いったいあといくつの波乱が起きるのか? 今年の天皇杯からは目が離せない。

<取材・文/林バウツキ泰人>

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