スーパームーン撮影で人気者になる方法

supermoon

スーパームーン

 9月8日(月)は「十五夜(中秋の名月)」、そして翌日の9日は、月が地球に接近し通常よりも大きくみえる「スーパームーン」。年に1度あるかないかという現象だが、今年は7月8月に続いて3回目となる。8月には月が最も大きく見える「エクストラスーパームーン」となり、SNS上には美しい写真が多数アップされ、投稿者は多数の「いいね!」やRTを獲得して人気者となっていた。今年は、月出帯食なども重なりちょっとした月撮影ブームとなっているのだ。

 次回のスーパームーンは、2015年9月28日と約1年後ということで、今回こそは美しい写真をカメラにおさめ人気者になりたい!そんな人も多いのではないだろうか。そこで、身近なスマホを使い、月を美しく撮影する5つのテクニックを紹介する。

◆モード再確認。フラッシュはオフに

 まずはカメラアプリの設定から確認。フラッシュがオートになっている場合はオフにしておこう。被写体である月や手前の建物などに対しては効果がないうえ、指や手前にある壁や人に反射して、画面全体が白ばんでしまうこともある。また、撮影モードが選択できるスマホやアプリを使っている場合は、スポーツやマクロなどになっていないか確認を。基本的にはオートのままで問題ないが、夜景モードや風景モードがオススメだ。

◆手ブレ防止に三脚、タイマー、指離しシャッター

 暗い場所でのオート撮影時には、明るくするためシャッタースピードが遅くなり、被写体がブレてしまうことが多い。そこで、役立つのが三脚。コンパクトで手すりに巻きつけられるタイプもあるので、撮影場所にあった三脚を選択しよう。三脚が用意できない場合は、壁に寄りかかる、手すりや同行者の肩に置いて手で抑えるなどの方法もある。

 また、シャッターを押す時もブレが起きるため、タイマー撮影、または画面を長押しタップして指を離して撮影できるようにしておこう。iPhoneなど長押しで連写になってしまうスマホは、カメラ設定から連写機能をオフに。

◆露出補正マイナス&スローシャッター

 高感度で夜景撮影にも強くなったスマホは、逆に全体が明るすぎ、月が白飛びしてしまうということもある。その際は、露出補正でマイナスにしてみよう。標準のカメラアプリで設定できない場合は、夜撮り向けカメラアプリを使って、露出設定をするのも手だ。露出だけでなく、シャッタースピードもマニュアル設定できるアプリもあるので、その際は調整しながら、最適な設定を探ってみるとよいだろう。

◆双眼鏡+スマホでズーム撮影

 スマホのズーム機能は画質が落ちるため、特に夜景撮影では使用厳禁だ。そこで使えるのが双眼鏡やオペラグラス。双眼鏡をのぞいて月にピントを合わせた後、接眼レンズ側にスマホのカメラを当てれば、望遠撮影が可能となる。この際、双眼鏡にスマホを固定するアタッチメントを使用、またはテープなどで固定すると撮影がしやすい。また、数千円でスマホ用のズームレンズなどもある。魚眼レンズ、接眼レンズとセットになった商品もあるので、持っておくと撮影の幅が広がりそうだ。

◆月の位置を確認してススキや建物を月の手前に

 最後に、最も重要なアングルの決め方を紹介する。アングルによっては、高価な一眼レフカメラにも勝る写真がスマホで撮れるのだ。月の出る方角、高さなどを正確に把握するのに便利なのが、スマホアプリ「サン・サーベイヤー」(iOS・Android)。太陽と月の出る方角や時間を無料版でも正確に知ることができ、有料版ではARカメラ機能があり、観察地点からの見え方もシュミレートすることができる。

 月を撮影する際、手前に建物やすすきなどの自然物を入れると、対比で月がより大きく見える。たとえば、高台の展望台で月を観察している人を手前に、奥に月というアングルであれば、月の表面に人の美しいシルエットが浮かび上がる。看板や地域の有名なビルなどのランドマークを入れると、その土地ならではの写真にもなるだろう。

2014年4月15日の月出帯食(東京湾・竹芝ふ頭付近にて。撮影/林健太)

 あいにく、8日、9日の星空は予報によると曇り空になりそうな地域もある。しかし、あくまで予報は予報。直前まで、天気予報をチェックしつつ、機材の準備や設定の見直し、試し撮りなどをして臨みたい。星空がどうなるかは、tenki.jpの「星空指数」などが参考になるだろう。

 10月8日には日本全国で観察可能な皆既月食も控えている。中秋の名月、スーパームーンを機に、スマホでの天体撮影名人として、人気者を目指してみてはいかがだろうか。 <取材・文/林健太 Photo by flickr of Raja Singh

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