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男子便所に小便器があるのは差別!? テキサス親父「欧米のフェミニズムは酷すぎる」

 アメリカ保守論客の立場から、欧米のリベラリズムや中国・韓国の横暴を批判してきたテキサス親父ことトニー・マラーノ氏が、日米のフェミニズムを比較して持論を展開した! Q.日本は諸外国に比べて女性差別がひどいです。
トニー・マラーノ氏

「欧米の男女差別もじゅうぶん酷いぜ」

A.問題はまだまだたくさんあると思うが、少なくとも欧米よりは性差を尊重しているように見えるぜ。  これは実際に在日米軍基地で今、起きている話なんだけどな。女性兵士が、ある訴えを起こしたんだ。何かっていうと、「男子トイレに小便器と大便器が両方設置されているのは女性差別」だってさ。  一体何を言っているのかって? 俺にもわからないよ! ともかく、その女性兵士は男子トイレから小便器を撤去することを求めているんだ。小便器を撤去するのは男性差別じゃないってのかい?  俺の住んでいるアメリカでも似たような事例は山ほどあって、たとえばとあるモーターショーで女性コンパニオンが出演することは女性差別だと人権団体がうるさいもんだから、代わりに終始、むさ苦しいオッサンが出てきてアナウンスするようになっちまった。  おいおい、誰がそんなもの見たがるんだよ! オッサンならいいっていう問題じゃないだろ。  本当に、欧米のリベラルたちが振りかざすフェミニズムは酷いよ。  警察官の例でいうと、女性警官は男性とまったく同じ制服を着て、男以上に男らしく振る舞う。それは、公的には男女平等の「建前」が徹底されているからなんだ。制度的な女性差別が存在しないのは、もちろんいいことだ。  ただ、女性の人権が完全に保証されていることになっているから、女性は少しでも不当に扱われたと思うと、大声で男性を非難して騒ぎ立てることができるんだ。その内容が間違っていたとしてもな。こんなの逆差別だよ。  一方、日本は女性が無理に男性化しなくても、ありのままの姿で男性と対等に仕事しているように見えるよ。女性が自然に、女性らしく振る舞っても差別されていない。  それに、日本の厚生労働省の「大学卒業予定者の就職内定状況調査」を見ると、2014年に卒業した大学生の就職率は昨年に続いて女性のほうが高いよな。  日本は火山や地震など島国特有の厳しい自然環境である一方、農耕民族でもあるから太古の昔から男女が協力しあって生き抜いてきた歴史があるよな。これは地位の高低ではなく役割分担で、会社でいえば適材適所ということだな。もちろん、日本も世界もともに問題はまだまだたくさんあると思う。  ただ、少なくとも諸外国と比べると性差がバランスよく尊重されているように見えるよ。 <取材・文/日刊SPA!取材班> ●トニーが吠える!『日本は世界一だ!宣言』発売中 テキサス親父が、「対世界」を軸に日本論を展開。「日本はガラパゴスなのか?」「世界に比べて日本は遅れているのか?」「日本人の海外コンプレックスの原因は?」など35問に明答!『永遠の0ゼロ』作家・百田尚樹氏も推薦文を寄稿。1296円(税込み・扶桑社刊)
日本は世界一だ! 宣言

テキサス親父はアメリカのサムライだ!!

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