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ブームの「クラフトビール」、どんなものか知らずに飲んでる人も多い!?

クラフトビール

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 日々、仕事に追われていると世間の流行には疎くなってしまうなんてこともあるだろう。ましてや局地的なブームなどにまで手が回らないのも事実。  果たして、30~40代のサラリーマンにとって、知ってる人は知っているブームはどれくらい認知されているのだろうか? 30~40代のサラリーマン男性150人に街頭やネットインタビューでアンケートを実施し、局地的なブームの認知度を探ってみた。 【アサイーボウル】認知度17%  最近よく「アサイーボウル」などという言葉を聞く。「朝に食べるから、アサイー?」(40代男性)なんて声も。確かに朝食べられることも多いようだが、「アサイー」はブラジル原産のフルーツのこと。そして、「アサイーボウル」とは、アサイーをシャーベット状にして、フルーツを盛り付けたデザート。 「パンケーキがずいぶん流行りましたが、それも飽和状態になった現状から、同じくハワイの食文化として次に目が付けられたようです。つまり、メディア主導の流行のように思います」(All About「カフェ」ガイド・川口葉子氏)  じゃあ「アサイーボウル」って、本当に流行っているの? 「注目が高いわりには、メニューにあるお店って案外少ないんですよね。『パンケーキが大好き』という女性はいても、『アサイーボウルが大好き』という声はあまり聞かないように思います。実際、アサイー自体が特別おいしいかといえば微妙。フルーツを添えてきれいに盛り付けることで、魅力を増そうとしていますが、それ以上バリエーションを持たせるのは難しそう。このブームは今年いっぱいが限度ではないでしょうか」(同) 「アサイー」はカフェ系メニューだから弱い分野なのかと思いきやさにあらず。  例えば最近では「IPA」(インディア・ペールエール)なども人気となっている「クラフトビール」などは……。 【クラフトビール】認知度12%  街頭取材で「知らない」と答えた人も、よくよく聞くと飲んだことはあるようだ。どうやら、ちょくちょく飲んではいるものの、実はどんなものか知らずに飲んでいる、ということのようだ。  クラフトビールとは小規模なビール醸造所のビール=地ビールのこと。東京商工リサーチの調査によると、主要メーカーの昨年1~8月の出荷量は前年同期より14.6%増。この夏には静岡や九州でクラフトビールを味わえるビアフェスティバルが開催され、都内でも扱うお店が目に見えて増加中だ。  また、こんなものも意外と認知度が低い。 【熟成肉】認知度7%  こちらもまた「聞いたことはあるけれど、どんなものかは知らない」(41歳・印刷)と認知度はまだ低い。寝かせてうまみを増したものを「熟成肉」といい、都内の飲食店が続々と新メニューに取り入れているほか、ファミリーマートが72時間以上熟成させた豚の粗挽き肉を使った「ファミマプレミアム フランク」を販売したりと、その流行を取り入れるチェーン店も増えている。なお現状では、熟成の方法や期間などに明確な定義がないため、熟成肉を名乗るものにもピンからキリまである……と思っておいたほうがいいかも。  同じ肉類では、健康志向や高齢化もあり、霜降り肉に代わって脂の少ない赤身肉がヘルシー志向の強い女性に人気だ。  どうだろう? 思ったより認知度が低い? それともあなたもご存じなかっただろうか?  9/9発売の週刊SPA!「巷の[ニッチなブーム]サラリーマン認知度調査」では、上記の項目以外にもエンタメ・カルチャーやファッションなどさまざまなジャンルにおけるブームの認知度を調査。「俺、知らなかった!」という人は、ちょっとしたウンチクネタを拾うもよし、「そんなの知ってるよ!」という人は、軽く優越感に浸るも良し。またブームの仕掛け人側の方は、「意外と認知度が低いなぁ」とサラリーマン対象にもっとアピールする策を練るも良し。ぜひぜひお目通しいただきたい。 <取材・文/週刊SPA!編集部>
週刊SPA!9/16・23合併号(9/9発売)

表紙の人/TOKIO

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