はじめての薄毛診察体験 アラサー記者は頭皮チェックで愕然

AGA

薄毛診察にアラサー記者が挑戦

 30代男の悩みの1つといえば「薄毛」。こうした「薄毛」は、近年では、AGA(Androgenetic Alopeciaの略)つまり「男性型脱毛症」と呼ばれ、認知が広まるとともに治療できるクリニックも増え、身近な存在になってきている。なかには男性専門クリニックもあり、薄毛診断も充実しているというが、実際どんなものなのか? 30歳目前で薄毛が気になり始めた記者が、診察を受けてみた。

 今回、取材に協力してもらったのは、東京駅のすぐ近くにある「メンズヘルスクリニック東京」。AGAをはじめ、男性更年期、男性不妊治療、前立腺がんなどをサポートする男性専門クリニックで、現在月間約6000人の患者が通院しているという。

⇒【写真】はコチラ http://nikkan-spa.jp/719974/mhc_02

 まずは、清潔感のある女性スタッフに出迎えられ、受付で問診票の記入から。毛髪の気になる部分に丸をつけるのだが、記者はベジータ型に薄くなってきた額の生え際に丸を付けた。あらためて、意識するとどんどん気になってくる……。

 その他、健康状態などに関する申告の記入を終えると、次は専門スタッフのカウンセリングで初診の内容や治療の進め方などについて説明を受けた。初診でどんなことがわかるのか、治療費用や通院期間、使用する薬についてなど、わからないことはここですべて教えてもらえるので、この後の診察は安心して臨むことができた。

 カウンセリングを終えると、いよいよ頭部の毛髪チェック。まずは、額の生え際と頭頂をデジタルカメラで撮影してもらい、写真でしっかり現状を知るところから始まる。頭皮の状態をしっかりと撮るため、髪の毛を持ち上げ、分け目をクシで露出させるのだが、この作業が意外と恥ずかしかった。

 普段、髪の流し方などで隠していた部分を、カメラはバッチリ捉えた。撮影した画像は、初診後に専門医師による診察と、通院した際の発毛効果の観察に使用されるそうだ。

メンズヘルスクリニック

頭頂部の生え際もしっかりと分け目を見せて撮影

 撮影後、いよいよ専門医師による診察に。小林一広院長による診察は、意外な一声から始まった。

「ご自身の写真を見て、どう思いますか?」

メンズヘルスクリニック

小林一広院長による診察

 正直、記者は「29歳でこの後退ぶりはだいぶヤバいですね」と言われるとばかり思っていた。ところが、質問から始まったのだ。これには、「ヤバい気もします」としか返せなかったのだが、そこから診察前のカウンセリングよりさらに詳しい説明と診察が始まった。

「みなさん自分では気づきにくいものですが、頭部を撮影した画像や、盆暮れ正月に親戚の頭部を見たときなど、ふとしたときに自分を客観視して、薄毛になったことを実感し、通院を検討していかれます。いま大丈夫であっても5年後、10年後に本当に大丈夫とは限りません」

 また薄毛の原因について、一卵性双生児の研究から、遺伝だけでなく生活習慣による影響も大きいという説明があった。酒やタバコ、不安定な食生活や生活サイクル、ストレスは、科学的証明はまだ十分ではないものの、小林院長によると「やらないほうがいいでしょう」とのこと。AGAにつながりそうな生活習慣を持っている記者は、今から5年後の生え際が不安になってきた。

 さらに、マイクロスコープによる頭皮の診察では、髪の量が多い場所と少ない場所を比較して見せてもらった。同じ面積で髪が生えている密度が明らかに違っており、ショックを受けた。

 参考までにと同年齢(29歳)の患者の経過写真を見せてもらうと、通院後3か月目の写真が、現在の記者の生え際の様子とソックリであった。現在の記者の生え際があと少し進行すると……と考えると危機感が高まった。最後に、薬の投与が問題ないかどうか調べるため、血液を採血して診察は終了。

 ちなみに、初診料と採血料は合わせて1万5000円(税別)、その後通院を決めると月1回の通院で約3万円前後(税別)。3万円には、診察と頭部撮影、30日分の薬(内服・外用)の処方が含まれている。

 今回の診察を受け、記者は生え際の5年後をリアルに想像させられた。小林院長の「毛髪が薄い濃いはご自身が決めること。骨折が治ってギプスを外すのとは違い、発毛治療を続けるか終えるかはご自身で決めていただきます」という言葉が印象的であった。経過写真を見ると、たしかに目にみえて変化を感じられる。危機感が募った記者は、試してみる価値ありと感じた。薄毛が気になり出したら、専門医の診断を受けてみてはどうだろう。

<取材・文/林健太 撮影/我妻慶一>

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