【対談】千原ジュニア×田村淳「淳は最後のお笑いタレントちゃう?」

千原ジュニア×田村淳千原ジュニアがトイレで衝動的かつ無意識に書きなぐった言葉を自ら解説する笑いの哲学書――週刊SPA!にて連載中の『すなわち、便所は宇宙である』を大幅に加筆修正し、書き下ろしネタも加えたシリーズ第4弾『はなはだ、便所は宇宙である』の刊行を記念し、ジュニアと田村淳の対談が実現。『ロンドンハーツ』や『結婚できない司会者と嫁いる芸人』では共演をしている2人だが、意外にも2人だけで対談をするのは初めてとのこと。8月下旬、対談収録現場に現れたジュニアは、まさかの眼帯姿。淳は驚きの表情を浮かべるのだった

淳:え、眼帯!? ものもらいですか?

ジュニア:いや、2日前に手術してん。昔、バイクで事故って顔面がぐちゃぐちゃになったやろ。そのとき、涙のうという涙が溜まるところがあって、そこが塞がってしまって。だから、例えばうどんを食べれば鼻水が出たり、寒いときに鼻水が出るやん? でも俺は涙のうが塞がってるから、逆流して全部涙として出てくるわけ。番組で「VTRどうぞ!」って振っては、ティッシュでこそっと涙を拭いたりとか。

淳:でもそれ、千原ジュニアの将来を考えたら、治しちゃってよかったんですか?

ジュニア:そうやなあ。涙のうを押したら涙がパッと出るから、(上島)竜兵さんより即効性があるし(笑)。

◆頭の中にいる客が笑いの基準になる

淳:今回のシリーズ最新刊、読まさせてもらいました。僕が思ったのは、『秘密裏』(※)という話もそうですけど、漢字とか日本語にこんな疑問持つ人いる?って。こまけぇ~と思っちゃって(笑)。

※「秘密の裏って表。だから厳密には秘密ではない」から始まり、「からあげクンって本当に全部雄鶏なのか?」という話に展開。ジュニアの日本語に対するこだわりが満載な一遍

ジュニア:アハハハハ!

淳:こんな細かいことばっかり考えてるの?って思うと、僕みたいに「ジュニアさんはエピソードを探しに、夜な夜な街を徘徊してるんだろうな」って思ってる読者も絶対にいますよ。

ジュニア:アハハ! 必死になって。

淳:世の中の不平不満的なものを見つけては、「俺が代弁してやるから待ってろよ!」って。

ジュニア:全然ないわ!(笑)

淳:いや、ストイックなイメージがあるんで(笑)。

ジュニア:芸人てさ、何となく頭の中でお客さんを思い描いてるやん。俺の頭の中には3~4歳上の男がおって、そいつが笑うかどうかが基準になってて。結局それは、せいじの影響なんですよ。小学校から帰ってきて、「今日こんなことがあって」とせいじに話して、笑ってくれたら嬉しかったし。「何やねん、それ。オチあらへんがな」って言われたら「こうじゃアカンねんや」って思ったし。だから芸人のネタを見れば、どこに向けているのかがわかるというか。くまだまさしの頭の中には小学5年生の男の子が座ってるやろうし、高2の女の子が座ってるやつもおるし。淳はどうなん?

淳:全然想定してなかったです(笑)

ジュニア:へぇ~、そうなんや。

淳:でも絶対、男ではないですね。モテたいヤリたいの塊をパワーにしてきたんで。強いていえば、キャバ嬢がお店で「こんなの観たよ」って客に話したくなるような番組にしたいとは思ってます。

ジュニア:そうやんな! 実はそうちゃうかなって思っててん。淳の頭の中には、24歳くらいのホステスが座ってる感じやもん。でも淳は、ほんまに最後のお笑いタレントちゃう? 番組で元カノと共演するとか、それできるの淳だけやで。

淳:僕だって自ら進んで元カノと共演したいわけじゃないですよ。そこまでイタくないんで(笑)。ただ僕の知らないところで仕掛けられる分には、全然いいです。それで番組が盛り上がるのなら。

ジュニア:さっき淳のことをお笑いタレントって言うたけど、そういう意味では一番芸人的やし。

淳:でも芸人さんへの憧れはあります。ジュニアさんの40歳ライブ(※)もありましたけど、僕は行ってないんですよ。人の才能を見たくないんです(笑)。基本的に自分がやきもち焼くようなものは観に行かない。松本さんの映画も観たことないです。この連載をまとめた本も、ジュニアさんから湧き出る小さな芽じゃないですか。だから読んでて「すげー」と思いつつ、正直辛かったです。

ジュニア:いやいや(笑)。

※2014年3月30日、ジュニアの40歳の誕生日に行われた伝説のライブ。松本人志、宮藤官九郎、ケント・モリら豪華ゲストとの共演が話題に。DVDが発売中。

淳:これ、聞きたかったんですけど、後輩の番組に出ることへのやりづらさってありました?

ジュニア:いや、それはないよ。むしろ淳のほうがやりにくかったんちゃう?

※淳の冠番組『ロンドンハーツ』には月イチペースで出演しているジュニア。過去にも類を見ないほど“イジられるジュニア”が名物化し、その結果、ジュニアの新たな一面が発掘された

淳:いやいや。でもザキヤマさんのアゴを何回も何回も舐めたり、大久保さんとキスするくだりがあるじゃないですか。あれ、最初はヒヤッヒヤでしたよ。変な空気になったら、すぐ土下座する覚悟でしたもん。

ジュニア:俺、番組でキレたことないよ!(笑)

淳:意外だなあ。だから、今日の対談もドキドキしながら来たんです。そうしたら、アイパッチで現れたから「ヤベーッ!」て思って。「超コエー!」って(笑)。

ジュニア:思ってたのと違うぞ!って(笑)。

※今回の対談は『はなはだ、便所は宇宙である』の特別付録から一部抜粋したものです
<取材・文/村橋ゴロー 撮影/寺川真嗣>

はなはだ、便所は宇宙である

不惑の胸中 シリーズ第四弾

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待望の第二弾!

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