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北海道で生まれた“大器の予感”漂う13歳・吉田凜音を直撃インタビュー

吉田凜音

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 アイドルか、はたまたアーティストと呼ぶべきか、とにかく不思議な“大物感”を漂わせた存在だ。  11月5日にシングル「恋のサンクチュアリ!」でメジャーデビューを果たした、吉田凜音。北海道出身で現在13歳の彼女は、今年から都内でも活発的にライブなどを行ってきた。今夏は「東京アイドルフェスティバル2014(TIF)」や「@JAM EXPO 2014」などのフェスにも登場し、一部のファンからは早くも「北の橋本環奈」なんて呼び声が上がっているほどである。  そうして迎えたメジャーデビュー。彼女自身の心境はどうなのか聞くと、「あんまり実感がないんです」と話す。 「ツイッターとかで友達から『おめでとう!』ってメッセージはもらったんですけど、まだそんなに『デビューしたんだ』っていう実感はないんですよ。タワレコさんにコーナーを作っていただけて、自分のCDがお店に置かれているのを見て、ようやく少しずつ実感が出てきたような感じです。最初にお店でCDジャケットを見たときは、『うわ、自分じゃん』って笑っちゃいましたけど(笑)」  今回のシングルは、表題曲を含む全4曲をノーナ・リーヴスの西寺郷太氏が手掛け、さらにプロデューサーとして彼女を総合演出している。「本格的なレコーディングはほぼ初めてでした」という彼女だが、緊張などはなかったのか? 「すごく楽しくできましたよ。本格的なレコーディングだったんで緊張しましたけど、西寺さんはすごく優しい人で、最初はまず今回のデビューシングルのカップリングにもなっている『M.I.R.A.C.L.E~アイシタイキミガクル~』という曲を録ったんです。そこからさらに3曲を作っていただいたんですが、レコーディングをやっていけばやっていくほど『私のことをすごく理解して曲を書いてくれているんだなあ』って感じるようになりました。私、けっこう、楽曲のサビのビブラートをぐいーっと“伸ばして歌う”のが好きなんですよね。そういう部分を曲作りに生かしてくれて。学校の夏休みをほとんどレコーディングに費やしたんですけど、デビュー曲にふさわしい4曲ができたなあって思います(笑)」  もともと彼女は、小学校1年生のときから地元で「アクターズスタジオ」という養成スクールに通っていた。当時は「ただの習い事をしている感覚」だったそうだが、中川翔子のライブに行った体験が、本格的に芸能の世界を目指すきっかけになったという。
吉田凜音

芸能界を目指すきっかけは中川翔子のライブだったという

「小年2年生のときに行った中川翔子さんのライブで、観客がステージに上がれるコーナーがあって、私もステージ上で中川翔子さんと一緒に踊れたんです。そこでステージに立ってお客さんの顔とか見ていたら、『すごくいいな』と思って……。それで、次は“私のステージ”でお客さんの顔を見たいなと思ったんです」  その後もレッスンを続け、スクール主催のライブなどにも出演。そうして迎えた昨年、ビクターエンタテインメントのアイドル/ガールポップ専門レーベル「VERSIONMUSIC」の関係者が、「札幌にやたらと歌の上手いコがいる」という噂を聞きつけ、そこから一気にデビューまでひた走ることになった。 「デビューの話を知る前には、スクールの人から『デビューできたらいいね』『デビューするかもよ』『デビューすることになったよ』と段階的に、雰囲気を伝えられました(笑)。だから、驚きはあんまりなかったんです」  とはいえ無事にデビューも決まり、今年はTIFなどのフェスにも出演。いきなりの大きなステージにも臆することなく「野外で解放感があって、最高に楽しかったです。もっと大きな会場でライブをやりたくなりました!」と感想を話す。11月24日には都内でのワンマンライブを控えるなど、どんどん活躍の幅を広げていきそうな彼女。今後の目標は? 「やっぱり中川翔子さんみたいに、ライブに来たファンが全員楽しめるようなステージを作りたいです。自分がファンとしてそれを見ているから、なおさら『私もそうしたい』って思うようになりました。あと、もっと有名になりたいです(笑)。道ですれ違った人が全員、『あれ、吉田凜音じゃん』って気づく存在になりたいですね」  粗削りながらとてつもないポテンシャルを感じさせる13歳に、今後も要注目だ! ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=745709 <取材・文/日刊SPA!取材班 撮影/水野嘉之>
恋のサンクチュアリ!

吉田凜音のメジャー・デビュー・シングル

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