「手がこわばって携帯電話のメールが打ちにくい」はパーキンソン病の予兆

<病気の予兆を見逃すな/医学ジャーナリスト・市川純子>

 その不調は病気のサインかも!? 私たちを襲う危険な病気とその予兆を、ケーススタディで紹介します。

◆胡蝶蘭の配達のときに小さな段差で転ぶ

手がこわばって携帯電話のメールが打ちにくいは、パーキンソン病の予兆!? Fさんは、胡蝶蘭をメインにしている生花店を経営していました。近くの大きな劇場からは、座長公演が変わるたびに胡蝶蘭や盛花の注文がきます。長い公演で1か月。その期間、楽屋においてある胡蝶蘭のアフターケアを毎日行っていました。それが評判になって、今では企業の開設祝いなど都内全域にクライアントができました。高い胡蝶蘭は10万円前後。それをオーダーしてくれるお客様たちの信頼は裏切れないと、いつも真面目に取り組んでいたのです。

 そんなFさんは最近、配達のときに重い鉢を持つとバランスを崩すようになりました。50を過ぎて筋肉がなくなったからだと思っていましたが、何も持っていないときも小さな段差でつまずくようになりました。捻挫した足首の腫れがひかず、近所の整形外科に行くと、医師からこう告げられました。

「Fさん震えがありますね。これは、骨や筋肉の問題ではないかもしれません。紹介状を書くので神経内科を受診してください」。

 神経内科での診断はパーキンソン病の疑いでした。確かに、以前から花切りバサミを持つ手が震えてきたり、手がこわばって携帯電話のメールが打ちにくいと思っていました。パーキンソン病は長い闘いになりそう。まずは体力をつけ、仕事を長く続けるためにも、病気を進行をさせないような何かをしたいと思いました。

◆栄養療法、食事療法、気分転換などをうまく組み合わせ病気とつきあう

 数多くのパーキンソン病患者の治療にあたる、鎌倉のスピックサロンメディカルクリニック(http://www.spicclinic.com/menu/drop/glutathione.html)の柳澤厚生院長は、「パーキンソン病は手足が震える、筋肉がこわばる、動作が遅くなる、歩きだしがしにくくなるなどで、徐々に症状が進行する原因不明の病気です。中脳の黒質ドーパミン性神経細胞の変性により、神経伝達物質であるドーパミンの産生が減少し症状が現れます。高年齢層で発症することが多いですが、若くして発症されるケースもあります。

スピックサロンメディカルクリニックの柳澤厚生院長

スピックサロンメディカルクリニックの柳澤厚生院長

パーキンソン病は重症化するまでは、症状が落ち着いていて調子よく見える日と、症状が強く現れてひどくなったように見える日を繰り返しながら、ゆっくり進んでいくという特徴があります。通院しながら投薬、点滴などの栄養療法、食事療法、気分転換などをうまく組み合わせ、病気とつきあっていく必要があります。進行すると介助や介護が必要となり、周りの家族や知人にも大きな負担がかかることもしばしばです。

私のクリニックではパーキンソン病の患者さんに対して栄養療法で、震えのケアを主にやっています。震えをとめることで仕事や家事がしやすくなるだけでなく日常生活にも前向きになれるようです」と語っています。

【市川純子】
1961年栃木県生まれ。私鉄系広告代理店、PR 会社を経て、2004年ヘルスケア、スキンケア、栄養および食に特化したPR 会社「株式会社ジェイアンドティプランニング」を設立。20年以上ヘルスケアのビジネスをサポートすると同時に、数多くの疾病啓発や生活提案に取り組んできた。医療全般、スキンケア、栄養療法などが得意分野。製薬会社、医療機関、化粧品会社、食品会社などのクライアントを数多く受け持つ。著書に『危険な病気の意外な予兆69』(宝島社)がある。
ジェイアンドティプランニング http://www.jtplanning.biz/
ブログ http://ameblo.jp/ebisuonnashacho/

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