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危険ドラッグの“新商品開発”に乗り出す懲りない面々

今年は4月、12月の二度の薬事法改正施行と例年になく危険ドラッグ規制が強化されるなか、ドラッグ業者の抵抗もさらに執拗になっている。そのもくろみをSPA!が先行暴露する ◆今度はカタチから変えていく新種ドラッグ 危険ドラッグの“新商品開発”に乗り出す懲りない面々 今年4月の薬事法改正では各地の危険ドラッグ店が摘発、単純所持の場合にも罰則・罰金が科されるなど規制が強化された。それによって一時、なりを潜めたかのように見えた危険ドラッグ業界だが、10月のある報道によっていまだ健在であることが明らかになった。  9月中旬から約1か月の間に、新種ドラッグ「ハートショット」で15人が死亡したというのだ。さらに今年1月から9月末まで全国で危険ドラッグにより死亡したとみられる74人のうち最多がハートショット服用によるものだった。その猛威たるや、当初は一部で嘲笑されていた「危険ドラッグ」の名称を名実ともに定着させた様相だ。  実際、ドラッグ成分の組成は何万通りにもなり、すべてを規制するのは事実上、不可能に近い。その間隙を縫って危険ドラッグ業者たちは、なおもしぶとく薬事法指定に触れないハートショットのような“新商品”開発に勤しんでいる。店舗摘発や旧製品の規制によって流通量は減ったといえ、危険ドラッグが依然として猛威を振るっているが、その原価は販売額の10分の1程度で、かなりの暴利である。 「全盛期では1か月に4億は売り上げたかな。業者によるとは思うけど、ウチの場合は最近では多くて月4000万円が限界」(元販売店店員、現在もドラッグ業者)  おまけに客層も「政治家、学校の校長、サラリーマン、学生と幅広く、需要がつきない」、だからこそ開発はやめられないというところだろうが、彼らが昨今特に注力しているのは成分だけではなくその“形状”。国会では11月19日に再度、改正薬事法を制定。12月中旬から施行するとしたが、人体に直接摂取する形でない限りは、依然として販売が行えることに変わりないのである。 ― 次に出回る[危険ドラッグ新製品]はこれだ【1】 ―
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