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一軒家購入のため夫に倹約を強いる妻。自分は飲んで朝帰り

長引く不況で年々増加傾向にある共働き世帯だが、家計や待遇面をめぐってさまざまな格差が生まれ、争いが絶えない。独身世帯よりも裕福なはずの彼らがカネで揉めてしまう理由とは? ◆一軒家購入のため夫に倹約を強いて妻は飲んで朝帰り <年収>夫550万円/妻500万円
麦茶

会社で飲むドリンクは家で作った麦茶を持参しているという

 8歳年下の嫁と2年前に結婚した橋爪和文さん(仮名・39歳)。当初から一軒家購入を考えていた嫁は度を過ぎた倹約を強いてきた。 「私は結婚前に500万円ほど定期預金があり通帳を嫁に預けましたが、嫁は100万円程度。それでいて結婚後は完全に家計を握り、僕の小遣いはランチ代も含めて月に3万円。数人の部下を抱えているのですが、ワリカンするお金もないので飲みにも行けません」  食費や光熱費は折半だが、月15万円の家賃は夫持ち。一方の嫁は、週末になると会社の同僚と飲みに行き、朝帰りも珍しくない。結婚前はこれほど酒好きと知らず、たまに文句を言うと「あなたは下戸だから飲みに行っても皆のカモになるだけ」と屁理屈を言う。 一軒家購入のため夫に倹約を強いる妻。自分は飲んで朝帰り「現在の貯金額は1000万円にも到達していません。当初は練馬区で新築一戸建てを考えていましたが、頭金も貯まらず、年齢的に長期ローンは避けたいので中古一戸建てをさいたま市あたりで妥協しようと考えています」  嫁が朝帰りするたびに、「あぁ、これでまた会社から1駅遠ざかった」と落胆する日々だ。 <家計再生コンサルタント・横山光昭氏の視点> 家など大きい買い物を視野に入れた場合、貯金用の共有口座を作らなければ話になりません。毎月、少しずつでも通帳の数字が増えていく様子を確認できれば、無駄な支出も抑えられます 【横山光昭氏】 家計再生コンサルタント。独自の貯金再生プログラムで貯金できない家庭の家計改善に取り組む。近著に『「おひとり」を不安0で生き抜く女子貯金』(祥伝社) ― [共働き夫婦のマネー格差]実態ルポ【3】 ―
「おひとり」を不安0で生き抜く女子貯金

貯金は女性を裏切らない!!

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