世界中の猫好きたちを虜にした「猫ホイホイ」の謎

世界中のネコ好きたちを虜にした「猫ホイホイ」って? 最近、ツイッターやFacebook以上にインスタグラムに写真投稿することが人気になっている。有名タレントやモデルが投稿していることも理由かもしれないが、世界中のMAU(利用者数)は1.5億人にものぼるという。ユーザーの7割弱が女性ということもあってか、ペットなどの写真も多数投稿されている。

 そんな中で今年の後半、世界中の猫好きたちを虜にしているものがあった。その名も「猫転送装置」。ネットでは、「猫ホイホイ」とも呼ばれているようだ。人気猫サイト「guremike」の「ぐれみ研究所」で開発されたこの装置とは、タネも仕掛けもないただの床に、テープを貼りつけて、円を描いてみる……。すると、な、なんと! 吸い寄せられるように、猫が円の中に入り、心地よさそうにしているではないか! この奇妙な“転送現象”に、世界の愛猫家たちが飛びつき、ヒモやコード、ホースなどを使って自分の愛猫で実験する人たちが続出していた。

⇒【写真】はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=772458

 しかし、この「猫ホイホイ」はどんな猫でも成功するわけではなく、残念ながら失敗するケースも少なくない。そもそも、なぜ猫は、その円の中に入るのか? 今回、「猫ホイホイ」の写真を集めたフォトブック『猫ホイホイのにゃ~ぞ』(扶桑社刊)にも分析コメントを寄せていて、ネットで積極的に猫についての情報を発信している「猫の病院 SyuSyu cat clinic」の山本宗伸副院長によると、

「猫は、段ボールや紙袋の中に入るのが好きです。実は、同じネコ科の大型動物のライオンやトラも、彼らに合う大きさの段ボールを差し出すと、中に入ります。仮に、猫が入る理由が、この習性の延長であるなら、もしかしたらライオンも入る可能性がありますね(笑)」

 それでも、なぜ猫はこの不思議なサークルに入ってしまうのか? 山本氏は検証するために、二つの仮説を立ててくれた。一つは部屋の家具をひとつ変えただけでも、かなり興味を示して、その上に乗ってみたり、匂いを嗅いだりするほど、猫はとても好奇心の強い動物であること。一方で、猫は、初めて見る“動物”に対しては、非常に警戒するという対極の習性を持っていること。ただ正直、猫がなぜ入るかはいまだ不明だという。

「転送に成功するかどうかは、猫の性質によるところが大きいですが、若い猫のほうが好奇心は旺盛です。一般に猫の2歳は人間でいう成人になりますが、家で飼われている猫は成人しても、精神年齢はまだ子供という場合も少なくない。その意味では、飼い猫は外にいる猫よりもサークルの中に入る確率が高いかもしれません。

 飼い主さんにすれば、サークルの中に入ってほしいので、猫の動きを注視してしまいがちでしょう。しかし、動物にとっては目を合わせることは、かなり強い意思表示であり、威嚇されてるようにも感じます。知らんぷりしておいてあげたほうが、『猫ホイホイ』に入る確率は上がるかもしれませんね」

 専門家でもなかなか、実態がつかめないというこの猫の不思議な習性。まさにミステリーサークルともいえるこの摩訶不思議な「猫ホイホイ」を、この年末年始に試してみる価値はあるかも!? <取材・文/日刊SPA!取材班>

猫ホイホイのにゃ~ぞ

いま日本発のある“発明”が、国内ばかりか、世界中の猫好きを虜にしている。その名も「猫転送装置」

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