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コンビニ・レジの年齢確認にキレる客、店員は「自動表示だから勘弁して…」

謝罪、土下座、返品・交換しろ……巷に溢れるクレームは玉石混交。それは、思いもよらない発想で投げかけられることも。さまざまな業種に寄せられる、客の数々の言い分は「許せる」範囲か否か? 受け手の目線で検証してみた! <販売業>【コンビニ】 コンビニ 老若男女を相手にするコンビニ。 「研修中の店員がレジをやっていると『早く!』と言われたりします。コンビニはスピードがウリみたいなところはあるから納得せざるを得ない」(31歳・男)  とまあ、クレームの数や種類もさまざまなためか、コンビニ店員には諦念のようなものが漂う。 「レジのモニターの年齢確認のお願いに対して、『オレが10代に見えるか!』と怒られることしばしば。気持ちはわかりますが、バーコードを読み取ると勝手に表示されるように設定されているので、僕に怒られても……」(30歳・男)  許せる許せない以前に「そう言われても」というような案件が販売系はどうも多いようで……。 【携帯電話会社】 「説明書が『ぶ厚くて読む気にならない』『わかりにくい』というのは、ぶっちゃけ同感」(36歳・男)できるが、「『使い方がややこしい』『充電がすぐなくなる』『価格が高い』と言われても……」(同)、「子供が壊した携帯を『壊れやすい携帯だ! カネ返せ』と言われた」(34歳・女)など、為す術のない苦情に悩まされる。 【書店】『コロコロコミック』のそばに露出の多いグラビア雑誌を置かないで! クレーム 穏やかな空気が流れる書店も、聞けば苦情の嵐。 「そもそも立ち読みしてる客が『立ち読みの客がムカツク』と抗議」(48歳・男)されても、困っているのはお店のほうでして。  一方、「子供連れの母親に『コロコロコミック』のそばに露出の多いグラビア雑誌を置くな」と言われたときは『それもそうか』と思った」(42歳・男)、「文庫の棚を出版社で分けるのは本屋の都合だろうと言われた」(48歳・男)のは思わず納得したそうな。書店の棚も店の個性なんだけどね……。 【スーパー】無農薬野菜を買った客が「虫がついてたわよ!」  ただ、並ぶ商品に文句をつけるのも次のようなケースは論外。 「無農薬野菜を買った客が『虫がついてたわよ!』『ドロが多くて洗うのがめんどう!』と文句たらたら。農薬まみれの野菜食ってろ!と心で毒づいた」(29歳・女) 「閉店間際、缶ビールと空揚げと弁当を買った男性が翌朝、弁当を返品に来た。理由は『缶ビール飲んで空揚げ食べたら腹いっぱいで、弁当はいらん』だと」(38歳・女)  許せないけど、店員は笑顔の下で言葉を呑み込むしかないとは理不尽なり……。 【アパレル】  また、返品問題でショップ店員が憤懣やるかたないのがアパレル。 「家で着たら印象違ったからくらいは許せるけど、『プレゼントでもらったんだけど、使わないから、現金に換えてほしい』とゴリ押し」(38歳・女)や「飽きた」と返品してくるご婦人」(28歳・女)は、やはり許しがたい存在。こんな話に「やはり女は厚顔で……」なんて言ったら、これまたクレーム案件になるわけだ。 イラスト/花小金井正幸 ― 店員が告白した[許せる/許せない]クレームの境界線【2】 ―
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