【刑務所のいじめ事情】ヒエラルキーの一番下は元警官と自称ヤクザ

男だらけの刑務所の中は、女よりも陰湿ないじめが横行している。それらは恨み辛みが根底にあるわけではない。工場と房を往復するしかない退屈な日常が続く受刑者たちにとって、娯楽程度の感覚でしかない。ときには死者も出してしまう危険ないじめの実態に迫る。

◆出所するまでいじめられる元警察官やウソつきはヒエラルキーの最下層

 1月25日、大阪府警に勤務する現職警察官が殺人容疑で逮捕された。被害者女性との交際中に別の女性と結婚し、それ以後も被害者と不倫関係を続けた無軌道人生の果ての計画的な凶行だった。

受刑者の娯楽と化す[刑務所いじめ]事情

※写真はイメージです(法務省HPより)

 情状酌量の余地がないこの色男に実刑判決が下されるのは間違いないとして、元警察官は刑務所内ではどのような処遇がされるのだろうか。懲役の経験がある暴力団関係者、黒田泰治氏(仮名・35歳)に聞いた。黒田氏が4年前に九州の刑務所で懲役暮らしをしていた頃、年齢は40代半ばの元警察官と同じ部屋になったという。

「もちろんソイツもバカじゃないから、元警察官だなんて自分からは言わない。だけどそういう情報は必ず回ってくる。同房には九州最大のKという暴力団のヤツもいて、その元警察官と仲良く将棋をやっていたけど、そいつが警官と聞いて、目の色が変わったね」

 Kとは、手榴弾や対戦車用ロケットランチャーなどで重武装した北九州最凶の暴力団で、強烈な反警察志向で知られる組織だ。

「27歳くらいの若造だったけど、年の差なんて関係なしに元警察官を徹底的にいじめ始めた。本を読んでいてページをめくるときにかすかな音が出るのが気に入らなくて、『てめえ耳障りだからもう本を読むな』とか。金属工場の班長としての立場を利用して、『やる気ねえんならここから出てけよ』とむちゃを言って、やすりがけ作業を何度もやり直しさせたり、ひどいもんだった」

 元警察官はまったく反発しないでひたすら従順を通した。だが、黒田氏がよく見ると10円玉ハゲを頭に何個も作っていたというから、よほどつらかったのだろう。

◆子殺しやレイプ犯は一段下に見られる

「刑務所は集団生活だから、自然と序列ができて、まず、気の弱い者や体力の弱い高齢者がいじめの標的になる。その次は罪状による区別で、レイプや痴漢などの性犯罪は一段下に見られる」

⇒【画像】はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=811503

受刑者ヒエラルキー レイプ犯が刑務所に落ちると、因果応報にアナルを犯されまくるという都市伝説があるが、実際にはそんな修羅場は滅多にないようだ。その代わり、自分の性犯罪の経験を、何度も生々しく告白しなければならない。娯楽の少ない刑務所内ゆえに、「聞くポルノ」を提供する語り部としての需要は大。だが、被害者にとってはたまったものではない。

「性犯罪の下に来るのが、自分の赤ちゃんや子供を殺してしまったバカ親。刑務所で一目置かれる存在のヤクザって身内殺しを嫌うんだ。自然とカタギの連中も右に倣えだな。で、さらに下に扱われるのが元警察官ってわけだ」

 また、とっぽい新人受刑者は、カタギのくせにヤクザを自称しがちだが、それが後で露見すると最下層の扱いとなる。

「シャバの女房や舎弟に頼んで、新しく入ってきた◯◯組の△△っていうヤクザは実在するのかどうか調べてもらうんだよ。経験上、自分からヤクザだと名乗っているヤツは、ほとんどが騙りだな」

⇒【後編】『刑務所では「いじめ」が受刑者の娯楽になっていた』http://nikkan-spa.jp/810436

<取材・文/SPA!刑務所いじめ問題取材班>

肉体改造やジェンダーレスな美しさよりも30~40代には大事な血管年齢の話

肉体改造やジェンダーレスな美しさよりも30~40代には大事な血管年齢の話
sponsored
 例えば、テレビ番組などで昭和の映像を見たりすると、最近の人は(特に若者は)、ずいぶん洗練されたなあと思ったりしないだろうか? 「人は見た目が9割」と…

連載

ばくち打ち/森巣博
番外編その3:「負け逃げ」の研究(17)
メンズファッションバイヤーMB
GUの「大人が買っても後悔しない」マストバイBEST3
山田ゴメス
“いいヤリマン”を見分ける方法。その娘の性癖を見ればわかる!?
オヤ充のススメ/木村和久
オリンピック成功の鍵を握る開会式…東京五輪はどうすべきか
フミ斎藤のプロレス講座/斎藤文彦
ビンス無罪“ステロイド裁判”エピソード12=オシェー検事の逆襲――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第165回
英語力ゼロの46歳バツイチおじさんが挑む「世界一周 花嫁探しの旅
「勇気を振り絞れ俺! ここしかないぞ俺!」――46歳のバツイチおじさんは満天の星空の下で勝負に出ようとした
原田まりる
ファミレスで隣の席の会話に聞き耳を立てていたら、大喜利を観覧したような気分になった話
大川弘一の「俺から目線」
鳴り止まない電話――連続投資小説「おかねのかみさま」
プロギャンブラー・のぶき「人生の賭け方」
“リオ五輪ロス”効果で恋を引き寄せるスポーツ3選
フモフモ編集長の今から始める2020年東京五輪“観戦穴場競技”探訪
吉川晃司もやっていた“東京五輪最強の穴場”競技とは?
18歳女支配人・このみんの経営学「私のミカタ」/園田好
わたしと「結婚したい」という男性へ
おじさんメモリアル/鈴木涼美
「顔じゃなくて知性で女を選ぶ」男の無知性
僕が旅に出る理由 in India/小橋賢児
北インド秘境で「宇宙に住んでいる」と実感した——小橋賢児・僕が旅に出る理由【最終回】

投稿受付中

バカはサイレンで泣く 投稿受付中
佐藤優の人生相談 投稿受付中