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失明の危険もあるカラコン。問題は「台湾や韓国製の低品質」

◆レンズの色素露出で角膜が損傷。眼球障害の1~2割を占める!?<カラコン>  黒目を大きく、色も好みに変えられるカラーコンタクトレンズは、昨今では、若い男性の間でも「モテ」必須アイテムとなっているが、道玄坂糸井眼科医院の医師・糸井素純氏は、この風潮に呆れ顔だ。 カラコン「問題は台湾や韓国製の低品質のカラコンです。技術的には’70 年代の酸素透過性の低いソフトレンズに色をつけたもので、角膜に相当な酸素不足をもたらします。それが激安雑貨店やカラコンショップ、それにインターネットで簡単に買えてしまうから驚きです」  角膜が空気中から酸素を取り込もうとしても、カラコンがそれを遮断。角膜は深刻なダメージを受けるのである。 「レンズの色素が露出して角膜を傷つけたケースがあります。細菌感染を起こせば失明の危険も。カラーレンズの色素露出が、眼球障害の原因の1~2割を占めるのではないかと考えます」  また、カラコンは角膜の範囲を超え、白目にまで及ぶため、その部分の血管をうっ血させる。そして瞳孔の近くにまでレンズの色素が及んでいるため、視野を遮り、視力低下の原因にもなっている。 「コンタクトレンズは、使い方を誤れば失明の可能性がある高度管理医療機器です。必ず眼科医に相談してほしいですね」 ― 使ってはいけない2015【5】 ―
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