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今、「ラブホ合コン」が再ブームの兆し!?

―[山田ゴメス]―
今、「ラブホ合コン」が再ブームの兆し!?

※写真はイメージです

 一時期、一部の戦闘的ヤリチンのあいだで話題になった「ラブホ合コン」が、20代から30代前半の男女を中心とし、ふたたびブームになり始めているらしい。今日は、最近ラブホ合コンにハマりまくっているという“ラ合鉄人”にゴメス記者が直撃! そのメリットや開催のコツを教えていただいた!! ――“鉄人”のご職業は? 鉄人:「マスコミ関係」ってことで、とりあえずは勘弁してください(笑)。 ――ラブホ合コンって、前からそんなに流行ってましたっけ? 正直、ボクにはあまり記憶がないのですが……。 鉄人:「ヤリコン」という言葉が出はじめたころ、ヤリチンを自認するヤカラたちがシモのユルい女子をラブホのパーティルームに集めて、普通に行っていましたね。「飲み→ベッドルームに移動→乱交」みたいな手順で。 ――その“ヤリチン”たちは、いったい何者だったんですか? 鉄人:ヤリサーの若い男子とか、じゃないですか? あと、ここだけの話、若手のお笑い芸人なんかもよくやってました。自分はそういう人たちからノウハウを学び、現在に到っているわけで……(笑)。いったんラブホに入ってしまえば、周囲の顔バレを心配せずにハメを外せるのも大きかったんだと思います。 ――なるほど……。ただ、一昔前まではそういう一部の“狩人”だけが使っていた“裏ワザ”が、なぜ、一般のレベルまで波及していったのでしょう? 鉄人:じつはこのラブホ合コンって、もう10年以上も前から地方都市では“常識”だったんですよ。前、青森県出身の女子とラ合したときに「へ~、東京でも私らと同じようなことやるんだ……」って言ってましたから。 彼女たちが住んでいた田舎では、単純に朝まで営業している飲み屋やカラオケ屋がなかなかないので、「合コンはラブホで」というのは当たり前だったらしくて……。 ――地方から都心へブームが飛び火した、ちょっと珍しいケースってことですね? とは言っても、東京の女子にいきなり「合コン開催場所はどこどこのラブホ」と伝えるのは、さすがにハードルが高すぎなのでは? 鉄人:僕の見立てでは、20代前半の女子は、わりとすんなり応じてくれる印象ですね。まだ遊びたい盛りだし、ラブホに対する抵抗感もあまりないみたいで……。 でも、これが20代後半以降になったら、いきなり警戒心が強くなっちゃうんですよ(笑)。彼氏もできてプライベートが落ち着いてきてるからなのかな……? とにかく、リアクションがこのラインを境にハッキリと変わってくる。 ――そういう20代後半以降の“難敵女子”を説得するには、どうすればいいのですか? 鉄人:まず「ラブホテル」とは言わないこと。多目的ルームを貸し切ったような雰囲気で「今回の合コンはホテルでやるんで」みたいにさらっと告げる。 そしてこちら側としては、バリ風だったりNYのオフィス風だったりの、お洒落もしくはシンプルで、極力ラブホっぽくない内装のホテルを選ぶこと。そうすれば今はラブホ側も、みずからを「ブティックホテル」だとか「ファッションホテル」だとかと謳っているので、たとえ女子側にネットで検索されても怪しまれずに済むわけです。むしろ、ガンガン検索してください、と。 ――ほうほう……(ゴメス、メモを取る)。 鉄人:できればパーティルームとベッドルームが分かれている部屋を取ってください。飲みの席にベッドがあるのは、やはり生々しいですし、出来上がったカップルが個人攻撃もしやすくなりますから。 (そのようなパーティルームがあるラブホは)新宿・渋谷・池袋より、目黒や大塚あたりまで足を伸ばしたほうが見つけやすいと思います。 ――つまり、結局最後はヤルことをヤッちゃうってことですよね? 鉄人:いやいや! それがですね、健全に飲んでお開きってケースも多かったりするんですよ。 ――じゃあ、ラブホでする意味がないじゃないですか(心持ち怒り口調)! 鉄人:そんなことはありません。だって、よーく考えてみてくださいよ。仮に男3・女3の計6人でラブホのパーティルームを泊まりで貸し切るとすれば、料金は約2万円。プラス持ち込むお酒とおつまみ代に1万円。女子の分を全部払っても一人1万円で、夜通し飲んでカラオケ歌って、疲れたら横になれて、シャワーまで浴びられる……。無茶苦茶リーズナブルじゃないですか。 携帯ガスコンロを持ち込んでの鍋だってOK。1万円あれば、かなり本格的なものもできるでしょ? それに「男子チーム自慢の鍋をつくるから」とでも言えば、より健全度もアップしますしね。 ――そっかぁ……。すなわち“ヤリ目的”と言うよりは“生活の知恵的”な節約術ってことなんですね。納得はできないけど理解はしました。で、ほかにラブホ合コンを開催するにあたって、気をつけるべきことは? 鉄人:スタートをなるべく遅くすることです。ラブホって、泊まりは10時からが基本なので(週末は0時の場合も)、それ以前の時間から貸し切ると、休憩料金が加算されちゃうから……(笑)。 ――その「しっかり者のおっかさん」みたいな感じ、今風で素敵です(笑)。 <取材・文/山田ゴメス> 【山田ゴメス】 山田ゴメス山田ゴメス1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。また『解決!ナイナイアンサー』のクセ者相談員の一人でもある。日刊SPA!ではブログ「50にして未だ不惑に到らず!」(https://nikkan-spa.jp/gomesu)も配信中。著書『クレヨンしんちゃん たのしいお仕事図鑑』(双葉社)も好評発売中!
大阪府生まれ。年齢非公開。関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション・学年誌・音楽&美術評論・人工衛星・AI、さらには漫画原作…まで、記名・無記名、紙・ネットを問わず、偏った幅広さを持ち味としながら、草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター兼コラムニスト&イラストレーターであり、「ネットニュースパトローラー(NNP)」の肩書きも併せ持つ。『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(ワニブックスPLUS新書)ほか、著書は覆面のものを含めると50冊を超える。保有資格は「HSP(ハイリー・センシテブ・パーソンズ)カウンセラー」「温泉マイスター」「合コンマスター」など
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