ガレッジセールが“おきなわ新喜劇”で仕掛ける「沖縄お笑いビジネス」の全貌

ガレッジセール

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「沖縄にお笑い専門の劇場がついにできる」――。その名も、よしもと沖縄花月。全国に点在する“花月”では古くからさまざまな漫才師が舞台を踏んできたが、沖縄に新しくできた劇場にこの由緒ある名前を冠しただけでも、その意気込みが伝わってくる。

 沖縄とよしもとの関係といえば、今年で7回目となった沖縄国際映画祭が思い出されるが、ついに劇場オープンにまで漕ぎ着けたのだ。しかも、よしもと沖縄花月では、ガレッジセールのゴリが“おきなわ新喜劇”の座長を務め、コンビで毎週舞台に立つという。

――おきなわ新喜劇は、ゴリさんのアイデアから生まれたそうですね。

ゴリ「昔から吉本新喜劇の客席を見るのが大好きだったんですよ。もちろん舞台も最高ですけど、子供からジジババまでが腹を抱えて笑う姿がたまらなくて。そんなよしもと最強コンテンツと、沖縄の文化や笑いをチャンプルしてどうにか地元でやりたくて」

――故郷に対する恩返しという意味合いも強いんですか?

ゴリ「そうですね。40歳を超えて家族がいると、いろんなものに対して感謝する気持ちが出てきて、特に沖縄に育ててもらったと実感するようになったんです。で、なにか沖縄に恩返しできることがないかと考えて、会社に『吉本新喜劇の沖縄バージョンをやりたい』って話してたんです。それこそ沖縄花月の話が出る、ずっと前ですよ。

 でも、『採算が合わない』などの理由で放置されてたのが、去年の春、沖縄の新人演出家や芸術家に県の助成金が出る話があって、それにおきなわ新喜劇が通ったんです。その予算で初めておきなわ新喜劇をやったら、会社も県もやっと認めてくれるようになって」

川田「しかも、その頃になるとちょうど『沖縄に劇場ができる』という話になって、『じゃあ、そこでできるじゃないですか』って、とんとん拍子でね」

ゴリ「みんなで“10年プロジェクト”って言ってるんですけど、10年後に沖縄の間寛平とか池乃めだかが生まれ、小学生が休み時間にモノマネをするようになってくれればいいなと」

川田「沖縄は劇場もなかったし芸人も少なかったから、子供たちがこの劇場でお笑いを見て『芸人になりたい』って夢を持ってくれれば嬉しいですね」

ゴリ「若手芸人はもちろんですけど、制作も美術も大道具も全部沖縄出身者で作り上げられるように、そっちの人材も育成中なんです。それができれば本当の意味で『沖縄の、沖縄の人たちによる、沖縄の人たちのためのおきなわ新喜劇』が完成しますから」

――今回、座長として“凱旋帰国”されましたが、東京との仕事の比重は?

ゴリ「今回の件で、よく“凱旋帰国”って言われるんですけど、僕らは沖縄に帰るわけじゃないんですよ。あくまで仕事の中心は東京です。まあ、なにせ週イチで来てますから、長期ロケの仕事は受けられなくなりましたけど」

川田「僕にとって沖縄は充電する場所。今は毎週来れるようになったので、今まで以上に東京でも頑張れるようになりましたね」

――では、よしもと沖縄花月の特色を教えてください。

ゴリ「客席の近さはよしもとでも一番でしょうね。ただ、沖縄のお客さんってとにかく話しかけてくるんですよ。例えば僕が、約束を破るというボケがあったんですけど、前列の女のコが『ゴリ、最低~』とかって普通の声の大きさで言っちゃうんです。もうね、『今話しかけないで、コントの途中だから』ってお願いするしかない(笑)」

川田「カチャーシーっていう沖縄の踊りがネタに入っているんですが、それをやるとみんな手拍子で乗ってきますね。あれは大阪にも東京にもない空気感だと思います。あと、『沖縄は夜のエンターテインメントが少ない』ってずっと言われてたので、泳いで食べて酒飲んだ後の選択肢にしてほしいですね」

【ガレッジセール】
’95年、ゴリが川田広樹を誘い、コンビ結成。’99年には『笑っていいとも』の準レギュラー入り、’02年からレギュラーに。その後、ゴリエで大ブレイク。’05年には紅白歌合戦出場も果たした。現在は『にじいろジーン』ほかに出演中

取材・文・撮影/北井亮

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