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あえて美女を「チェンジ!」する“チェンジ魔オジサン”の真意とは?

「AV女優」の社会学 なぜ彼女たちは自らを饒舌に語るのか』(青土社)、『身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論』(幻冬舎)などの著作で「性を商品化する」女性たちの内面を活写し注目されている文筆家の鈴木涼美が、「おじさん」をテーマに日刊SPA!で連載する「おじさんメモリアル」第3回! 「おじさんメモリアル」第3回【第3回 チェンジ! YESウィーキャン!】  若い女というのは世の中で最も愛されるべき存在だと思うのだけど、それなのに、あるいはだからこそ、何かと世間の目は厳しい。おばあさんが地べたに座っててもそんなに誰も批判しないのに、若い女が地べたに座ったらすぐにはしたないってなるし、地下鉄やバスの中でちょっと口紅直したりポッキー食べたりしたら、またすぐに大人たちは品のない非常識なバカなねーちゃんのレッテルを貼ろうと追いかけてくるのだ。電車やバスで加齢臭をふりまくオジサンに、若い女が苦言を呈したら、オジサン泣いちゃいそうなのに、まったく納得がいかない。多分、全てを持っている若い女のパワーに対する、オカネ以外はあんまり何ももっていないオジサンの復讐なのだと思う。  31歳になると、若い女というレッテルについては果たしてまだ貼って歩いていていいものかどうか微妙なところなのだけど、私もかつて19歳や21歳の正真正銘の若いオネエチャンだった。おっぱいはブラジャーなんてしなくても乳首が水平よりもちょっと上を向いていて、シャワーをすべて弾くほどに肌にはハリがありました。今回は私が21歳の時、ちょうどセクシー女優として活動開始した直後のお話です。 ⇒この続きは連載をまとめた単行本「おじさんメモリアル」で <イラスト/ただりえこ 撮影/福本邦洋 写真:AP/アフロ>
’83年、東京都生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。専攻は社会学。キャバクラ勤務、AV出演、日本経済新聞社記者などを経て文筆業へ。恋愛やセックスにまつわるエッセイから時事批評まで幅広く執筆。著書に『「AV女優」の社会学』(青土社)、『おじさんメモリアル』(扶桑社)など。最新刊『可愛くってずるくっていじわるな妹になりたい』(発行・東京ニュース通信社、発売・講談社)が発売中

おじさんメモリアル

哀しき男たちの欲望とニッポンの20年。巻末に高橋源一郎氏との対談を収録

おじさんメモリアル

著者が出会った哀しき男たちの欲望とニッポンの20年
日刊SPA!の連載を単行本化


身体を売ったらサヨウナラ

夜のオネエサンの愛と幸福論

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