「テレビ時代劇1日3本。その間は家事はしません」妻たちの過剰な行動に翻弄される夫たち

健康食、節約、子供の教育、趣味から反原発まで。さまざまなジャンルにハマりこむ嫁。その“やりすぎ”に振り回される、世の夫たちの悲喜こもごもを探ってみた

◆妻たちの過剰な行動は自己実現のため!?

「私は物事をとことん突き詰めるのが好きなんだ。そうすれば、たいてい良い結果が出るから」と言ったのは、かのビル・ゲイツとか。これを世の妻たちが、それも思いがけない方向で発揮すると、たいてい夫が翻弄されることに。

「私自身がそうですから、状況は痛いほどわかります」と言うのはコラムニストで女流時代劇評論家のペリー荻野氏。

過剰妻の“やりすぎ”被害報告「私は一日3チョンマゲ(テレビ時代劇)観ると決めているので、居間のテレビで観たいものを観る。その間、家事はしません。こんな生活が約20年は続いて家族にもセリフが染みついているほど。DVDや資料、カツラ、刀、変なモノの山で部屋が狭くなってダンナさんのストレスがたまってくると『このチョンマゲ捨てていい?』とちょっとキレ気味に言われることも」

 こうした、つまらないものを大切にする習性は本来、男のほうが強いはずだが……

「男には“コンプリート癖”があり、すべてを揃えたがる。例えば、あの経済評論家の森永卓郎さんはミニカーやオマケを10万点以上集めて展示館まで造ってしまった。女の人生では結婚がリセットタイミングとなって、そこでいろいろなモノを水に流す。それでも継続的に何かを集めたり、没頭したりするのは、よほど執着心が強い人」

 ただ、男と違うのはその動機が「自己実現のため」だという。

「年間パスポートで通うディズニー好きの知人は何十周年記念とかの一人1個限定の記念品をいくつも欲しい。でも、子供はもう行きたくないと言い、夫を駆り出す」

 妻たちの過剰な行動、それに翻弄される夫たちは悲劇だ。

【ペリー荻野氏】
コラムニスト。’62年生まれ。時代劇研究家。大学在学中からラジオのパーソナリティ兼ライターとして活躍。新聞、女性誌、テレビ誌等でエッセイやコラムを多数掲載

― 過剰妻の“やりすぎ”被害報告 ―

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