カーライフ

下流自動車評論家・マリオ高野「フーガハイブリッドで聴くAKB48は最高!」

下流自動車評論家のマリオ高野(38歳)です。 今回、乗ってみたのはフーガハイブリッド。このクルマはV6エンジンと電気モーターの両方を使って走りますが、ATの感触が普通のフーガとはまったく違います。 フーガハイブリッド普通のフーガのAT(というより世の中のATのほとんど)は、トルコンと呼ばれる装置によって変速ショックを吸収しますが、フーガハイブリッドは電気モーターがトルコンの代わりをするので、普通のATよりもエンジンの感触がよりダイレクトに駆動輪へ伝わります。飛ばすと爽快なので個人的には気になりませんが、普通の人にとっては、変速ショックの大きさが気になるでしょう。 フーガハイブリッド メーターもし自分がセールスマンなら、この高効率パワートレーンについてしっかり説明をし尽くさないと、570万円のセダンを買う日本の客(クラウンあたりから乗り換える客については特に)からはクレームがでそうで面倒くさいです。ただし、個人的にはこれらのネガティブと思える部分は決して不快ではなく、むしろ「このダイレクト感こそトルコンなしATの美点やんけ!」と、気持ちが高揚する効果が高く、むしろ好印象でした。 エコカーっぽくチマチマとした走り方をすると、些細な変速ショックが気になったりますが、高速道路でアクセルをガンガン踏み倒すような走り方をすると最高に気持ち良いです。エンジンとモーターによる大パワーを活かした豪快な走りっぷりは痛快の極みでした。 日産には加藤博義さんという「現代の名工」として国から称えられたカリスマテストドライバーがおりますが、飛ばせば飛ばすほど「さすが現代の名工による味付けであるな。うむ!」と頷けるものを感じ、570万円オーバーの価格も高いと思わず、すべてに納得したのでありました。 燃費は、テキトーに走ってリッター12km、ケチケチ走行でリッター16kmぐらいでした。 フーガハイブリッド BOSEオーディオあと、フーガハイブリッドで良かったのはオプションのBOSEオーディオ! AKB48の「チームB推し」を聴くと、まるで助手席に「ゆきりん」(柏木由紀)や「はるきゃん」(石田晴香)が座って歌っているかのような錯覚をおぼえたほどでした。埼玉スーパーアリーナで観た本物のライブよりも、断然臨場感があったと思います。 フーガハイブリッドの場合は、「クルマの設計段階からBOSEと共同開発することで良い音作りを目指した」と発表されましたが、その事実に深く納得するものがありました。BOSEオーディオ付きの静かなクルマがすごく欲しいです。 取材・文・写真/マリオ高野
1973年大阪生まれの自動車ライター。免許取得後に偶然買ったスバル車によりクルマの楽しさに目覚め、新車セールスマンや輸入車ディーラーでの車両回送員、自動車工場での期間工、自動車雑誌の編集部員などを経てフリーライターに。その後、群馬県太田市へ移住し、現在は太田市議会議員に。X(旧Twitter):@takano_mario
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