「中立な第三者」の仲介こそ積極的平和主義

「積極的平和主義」を掲げ、安保法制の採決を急ぐ安倍政権。「積極的平和」の概念を生んだ「平和学の父」ヨハン・ガルトゥング博士が、安倍政権の「平和主義」に物申す!

⇒【前回】“平和学の父”ガルトゥング博士インタビュー

◆「中立な第三者」の仲介こそ積極的平和主義

「積極的平和」という概念は、ガルトゥング博士が生み出してから約半世紀もの間、世界中で科学的な思索が積み重ねられ発展してきた。

 同博士の理論を土台にして平和学に関する研究を続ける北九州大学講師の足立力也氏はこう語る。

「安倍首相の『積極的平和主義』は、集団的自衛権の行使、つまり他国の紛争への武力介入を含みます。同博士の理論で言うと『紛争の当事者を増やす』ことになる。これは同博士が定義する平和とは真反対の、平和学の常識を覆す“珍説”です。平和学は、実践のための科学です。ガルトゥング博士も実際に、数々の武力紛争を解決に導き、争っていた国々を友好国に転換させました」

安保法案では平和にはならない

両国は定例合同内閣会議を開くほど関係が改善。第7回同会議でのコレア・エクアドル大統領(左)とウマラ・ペルー大統領

 有名なのが、ペルーとエクアドルの国境紛争だ。両国は’41年から国境線をめぐって武力衝突をたびたび起こしてた。博士はその仲介に入り、ひとつの解決案を’95年に提唱した。係争地を国際管理の自然保護区とし、軍隊を撤退させ、外側に経済特区をつくるというもの。紛争地の非武装化、環境保護、経済活性化の「一石三鳥」を狙ったのだ。当時は「珍奇すぎて30年かかる」と言われた。

「しかし双方に現実的メリットがあることに気づいた両国は、3年でこの案を実現。武力紛争のタネだった係争地が平和構築の拠点になったのです。それ以降、双方で自然保護活動も経済活動も活発化。今や“兄弟国”と認識するに至りました。博士は、紛争解決にあたって『中立な第三者の仲介』が必要だと説いています。まさにそれが『積極的平和主義』なのです」

取材・文・撮影/志葉玲 写真/朝日新聞社 時事通信社 産経新聞社

ガルトゥングの平和理論

本当の「積極的平和」とは?

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