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まんしゅうきつこ、まさかの女優デビューで「息子に褒められた」

 毎年夏に青森県で開催される「AOMORI ROCK FESTIVAL」、通称「夏の魔物」。その公式ユニットとして長らくインディーズシーンで注目を集めてきた「夏の魔物」が8月26日、両A面シングル「恋愛至上主義サマーエブリデイ / どきめきライブ・ラリ」でいよいよメジャーデビューを果たした。シンガーソングライターの大森靖子が作曲を手がけた「どきめきライブ・ラリ」のMVに早くも注目が集まっている。 ⇒【動画】「どきめきライブ・ラリ」MV(YoutTubeより)http://www.youtube.com/watch?v=QRSCiflvEWA http://www.youtube.com/watch?v=QRSCiflvEWA  今回のMVは、フェス主催者にしてユニット「夏の魔物」ヴォーカルである成田大致が自ら手がけた初監督作品となるわけだが、そのヒロイン役であるメガネ美女を見て、「あれ……? この人どこかで……」と思った人も多いのではなかろうか。

まんしゅうきつこ●漫画家。アル中体験を綴ったコミックエッセイ『アル中ワンダーランド』で話題に

 そう。今回のMVでヒロイン役として抜擢されたのが、『アル中ワンダーランド』で話題の漫画家まんしゅうきつこ。来る9月12日にフェス「夏の魔物」にも出演するという縁もあって、初の“女優挑戦”と相成った。  MVでは、成田とまんしゅうが「ゲームショップで手と手が触れ合う」という運命的な出会いを果たした後、「ゲームをしながらの膝枕」や「カラオケデート」、さらには「喫茶店での痴話喧嘩」など、カップルらしい(?)日常を演じている。  しかし、まんしゅうといえば、かねてから「酒を飲まねば人に会えず、それゆえにアル中になった」ほどの人見知りとしても知られている。それが、初のMV出演、まさかのヒロイン役を演じることになった心境について、本人に直撃してみた。 「最初、(MV出演の)お話があったときは『うそでしょ?』と。私を起用するなんて、成田さんはチャレンジャーだな……とも思いましたね。けど、『それくらい無理のある設定の方がおもしろみもわくのかな』と思って、成田さんの脚本に従うことにしました」  実際に映像の仕上がりを見たときは、ヒロイン役を演じる自分の姿をみて「うわぁ……見ていられない!と手で顔を覆いたくなった」というほど恥ずかしかったそうだ。また、MV内では、ゲームショップの棚で手と手が触れ合って……というなんともドラマチックな出会いが描かれているが、まんしゅう自身も「偶然の出会いに運命を感じてしまったことがある」と続ける。 「私も以前、偶然知り合った男性が、『自分と同じ誕生日で、しかも母親の名前が一緒』というだけで運命を感じてしまったことがあります。でもそういうのって、錯覚ですからね。自分自身の、あえて理想的な出会いをあげるとしたら、私が公園でベンチに座って鳩に餌付けしていると、遠くのベンチに同じように一人で餌付けしている男性がいる。その後、違う場所で何度かバッタリ会って交際に発展……とか理想的です。これは運命的な出会いというか、『私と行動パターンが一緒な男性』ってことですが」  また、撮影はとにかく大変だったそうで、「まんしゅうが喫茶店で成田を怒るシーン」は、何度となく撮り直したとのこと。しかも今回、撮影現場には、まんしゅうのご子息も同行。母親がヒロイン役を演じる姿を間近で見た反応が気になるところだが? 「子供には、『有名人みたいですごいじゃん』と褒められました。あとは『物欲センサーを解除して気楽にやれよ』とか『無心で漫画描けよ』とか、あと『アントンさん(アントーニオ本多)のプロレスを見に行きたい』とか、いろいろ言ってましたね」  もしかするともう二度と見られないかもしれない「女優まんしゅう」の姿、ぜひ一度MVにて確認をしてほしい。そして9月12日、青森の「夏の魔物」会場で「生まんしゅう」を! <取材・文/日刊SPA!取材班>
アル中ワンダーランド

まんしゅうきつこ、お酒に逃げたらこうなった……。

恋愛至上主義サマーエブリデイ/どきめきライブ・ラリ(夏の魔物 Ver)

『夏の魔物』がまさかのメジャーデビュー!?

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