40代が会社でうまく立ち回るためにやるべき10のこと

40歳になったからと誰もが「不惑」の境地に至るわけではない。むしろ人生の折り返し地点として惑ってしかるべきだ。先の見えた会社でどう立ち居振る舞うか。劣化著しい体をどうメンテするか。老後までにいくら貯めようか……etc。即始めるべきことをプロに直撃した。

“先が見えた”そのとき僕らは何をすべきか<最低限の社内政治編>


社会保険労務士 高野美佳氏

社会保険労務士・高野美佳氏

 会社では上には気を使い、下からも叩かれるという板挟みとなる難しい年代である。「自分では働いているつもりでも、思ったように評価されないのが40代です」と語るのは、社労士の高野美佳氏だ。

「40代になると現場は若手に任せ、デスクワークが増えるため、周囲に働いてない印象を与えがち。だからこそ、仕事量や肩書に関係なく、『自分が働かないおじさんだと思われている』との危機感を持つべきです。その上で、多少過剰でもいいから、自分の働きぶりを周囲へアピールしましょう」

 まず、一番にケアするべきは自分の直属の評価者である上司。

「仕事で上司が自分に何を望んでるのか知るため、仮にイヤな上司だとしても月1回30分は2人きりで話すなどの時間をつくるよう意識を。ただ、上司にイエスマンすぎるのも露骨なので、上司の発言には『9割イエスで1割ノー』で対応しましょう。別に本心から反対意見を持ってなくとも、自分の意見を述べるだけで“自分の考えを持っている人”と思われるはず」

 だが、上司ばかり見て、部下や後輩をむげに扱うようでは、単なるゴマすり中年で終わってしまう。

「基本、悪い噂はすぐ伝わるので、部下や後輩、アルバイトなど、すべての人が評価者だと思うべきです。なかでも敵に回すと怖いのが女性社員。女性はひいきに敏感なので、ヘタに誰か女子社員に媚を売るよりは、全員を平等に扱うほうが嫌われずに済むと思います」

 また飲み会も、上司が愚痴を言う場ではなく、部下や後輩の不満を吸い出す場として、自慢話や説教はせず、聞き役に徹するのがベストだ。

「あとは、会議で部下や後輩の意見をさりげなくフォローしてみせたり、彼らが何かミスをしたときは自分が率先して謝るなどして、要所で上司・先輩アピールをすれば、下から『この人は頼れる』と思ってもらえるでしょう」

“先が見えた”40代が会社で「即やるべき10のリスト」 自分の周辺だけではなく、時には外に目を向けるのも大事。

「社内の全体のパワーバランスを知るためには、他部署に一人ずつ知り合いをつくっておきたい。あと、解雇や倒産に備え、社外に100人前後の知人をつくるよう意識を。これは本当に深い仲ではなく、SNSで交流する程度の“ウィークタイ”と呼ばれる浅い関係でOK。ヘタな鉄砲も数撃ちゃ当たると言いますが、万が一のときに相談すると『会社で人を募集している』などの情報が集まり、仕事が見つかることもあります」

 多少人付き合いが苦手な人も、自分の未来の保身のために、そのくらいの種まきは必要なのだ。

<会社でうまく立ち回るために即やるべきことリスト>

(1)会議で部下や後輩をフォロー
(2)上司の発言には1割NOを言う
(3)朝一で上司を何か褒めてみる
(4)月一で上司と2人きりで話す
(5)アルバイトとも評価者として接する
(6)女性社員はとことん平等に扱う
(7)飲みの席では部下や後輩の聞き役に
(8)部下や後輩のミスを自ら謝る
(9)他部署に1人ずつ知り合いをつくる
(10)100人の“ウィークタイ”をつくる

【高野美佳氏】
社会保険労務士。社労士オフィスなでしこ代表。著書に『人事部だけが知っている あなたの評価を上げる方法』(KADOKAWA)など

― 40男が[即やるべき]行動 ―

人事部だけが知っている あなたの評価を上げる方法

元人事部マネジャーが明かす、できる社員がやっていること。

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