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モビルスーツのコックピットに収まって仕事をしたい!

【モダニティ エンペラー1510】

昨年11月、東京ビッグサイトで開かれた「IFFT/インテリア・ライフスタイル・リビング」にて、度肝を抜くPCデスクが出品された。3台のディスプレーを装着できるアームとPCデスク、チェアを組み合わせた製品で、その名も「エンペラー1510」。モビルスーツのコックピットのような外見で注目を集めた。物欲は大いに刺激されたが、果たして買えるモノなのか? 真剣に検討してみた! モダニティ エンペラー1510◆仕事場の移動も視野に入れて、まじめに検討してみようと思う  モダニティから発表された「エンペラー1510」は、とにかくカッコイイPCデスクだ。人間工学の粋を尽くしたリクライニングチェアは、体をすっぽりと包み込んでくれる。シートは心地よいマイクロファイバー生地。足を乗せるレッグレストの位置もカスタマイズでき、完全リラックス状態でPCを操作できる。フレームはスチール製で、粉体塗装仕上げが施されている。  サソリの尾のように頭上を回り込んだアームには、30インチディスプレーを1台、もしくは24インチディスプレーを3台装着できる。座るときに電動でアームが上下するのだが、この近未来的なギミックに思わずしびれてしまう。  手元にはキーボードとマウスを載せるトレイを備え、任意のポジションに調節可能。部屋を暗くして使っていても、ディスプレーアームに内蔵されているLEDライトが手元を照らしてくれるのがいい感じ。「エンペラー1510」とPCをつなげば、シートの中のBOSEの2.1chスピーカーからサウンドが再生される。4ポートのUSBハブもビルトインされており、ヘッドセットなどの周辺機器も利用可能。ヘッドホンジャックに携帯音楽プレーヤーを接続することもできる。
モダニティ エンペラー1510

見た目どおりサイズはW1170×D1540×H1590~1930mmと大きく、重量は110kgとヘビー級だ。電圧は100Vでもちろん日本で利用可能。消費電力は100~200W

 カラーはカーボンブラックとマックホワイトの2色が用意されているが、やはり黒のほうが部屋の雰囲気に合うような気がする。  このコックピットでぜひゲームを……、いや、仕事をしてみたい。まあ84万円は確かに高いのだが、机と椅子とディスプレーアームがセットになっていることを考えれば、非現実的な価格でもない。来週にでも机と椅子などが壊れてくれれば、買ってしまいかねない物欲刺激度だ。  ネックはサイズと110kgという重量で、搬入できるかどうかをまず相談することになるらしい。わが家は1階ならセットできそう。仕事場の移動も視野に入れて、まじめに検討してみようと思う。

■ ITライター柳谷智宣の物欲刺激度 2.5/3

普段は24型フルHD液晶6枚のマルチモニタ環境で仕事をしている

■ 編集担当Kの物欲刺激度 2/3

まあ、わが家の住宅事情を考えれば、コイツは到底買える代物ではないのだが(価格的にも……)、ちょっとお金持ちのトレーダーなんかには受けそうな感じ。ディスプレーを3面と言わず、8面付けられて200万円でどうでしょう? ついでに赤い彗星モデルや、黒い三連星モデルというネーミングにすれば完璧!
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