仕事ができる「ダメ人間」の特徴
週刊SPA!11月29日発売号では、「ダメ人間ならではの仕事術」を特集している。自覚のある方はぜひ参考にしてほしい。ダメは使いよう、である。
文/犬飼孝司(本誌) 撮影/岡崎隆夫
「ああオレはなんてダメ人間なんだ」……と、後悔することと無縁な人は、そう多くはないだろう。誰にもダメな瞬間があり、ダメと付き合って生きている(そう思いたい)。しかし、この「ダメ」は使いようで、うまく付き合えば、仕事に生きてくると説く識者もいる。「爆発的モチベーター」なる異名を持つ坂田公太郎氏は次のように語る。
「僕も根っからのナマケモノですが、だからこそ、最少努力で最大効果を出す考えが人一倍浮かんでくるんです。例えば、きちんとしたスーツを着るのもそう。デキるフリをして外見でハッタリをかますと、不思議なことに『俺ってデキる!』と脳が勘違いします。加えてセルフイメージも上がるのでいいこと尽くめ」
言霊しかり、外見という「表現」も侮れないのだ。また自己評価の低さを底上げするために、励行すべきは「とにかく自分を褒める」ことなのだとか。
「例えば、やりたくない仕事を快楽に変えるには、できたことから自分を褒めまくる。『俺、すごいぞ! 今日、いつもより早く仕事を終えたぞ!』と、些細なことでも褒めて積み重ねていけば、脳が喜びを感知して自然と楽しくなってきます」
そのためには、なるべく低い目標を掲げることもコツなのだとか。
「毎日早起きするよりも、1週間で1回早起きをする、と設定します。できたら褒める。自分との約束を守った数だけモチベーションになりますから、とても効果的です」
自分のダメとうまく付き合うには、なかなか良さそうな方法だ。最後に坂田氏は「10あるうちの1に全力を出して評価を上げれば、残りの9はダラダラできますよ」とニヤリ。ダラダラする権利を獲得するために締めるところは締める。これぞダメ人間の究極の仕事術ではないか。このほかにも
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