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乃木坂46の生田絵梨花と桜井玲香が“豹変”!? ミュージカル『リボンの騎士』が開幕

 乃木坂46の生田絵梨花が主演を務め、同グループのキャプテン・桜井玲香も出演するミュージカル『リボンの騎士』が12日、東京・赤坂ACTシアターで開幕。初日は多くの女性ファンが来場した。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=979624
なかよし60周年記念公演 ミュージカル「リボンの騎士」

(写真左から)演出・振付の上島雪夫氏、乃木坂46の桜井玲香・生田絵梨花、青木玄徳、神永圭佑

 原作は’53年に少女向け漫画誌『少女クラブ』で連載がスタートし、’58年に『なかよし』でリメイク版が掲載、’67年からテレビアニメ化された手塚治虫の不朽の名作だ。手塚治虫が青春時代に慣れ親しんだ「宝塚歌劇」の影響を受けて描いたとされる華やかな世界観を、歌と踊りでクラシカルに表現する。60年以上の歳月を経た今もなお、現代への鮮烈なメッセージを伝えている。  生田が挑戦するのは、男と女“2つの心”の狭間で葛藤する主人公の王子・サファイアだ。初日を迎えた心境について生田は「ファンタジーなので、衣装も舞台のセットもすべて見て楽しいし、わたしもお客さんとして観たいなと思う世界観なので、これをやっとお客さんと共有できると思うとワクワクします。ころころ人格が変わっていくスイッチの切り替えが見どころです!」と笑顔を見せた。
なかよし60周年記念公演 ミュージカル「リボンの騎士」

“2つの心”を持った王子・サファイア役の生田絵梨花は難しい役柄をみごとに表現している

 昨年10月、同じく手塚原作の『虹のプレリュード』で初主演を務めた彼女は、新たな手ごたえを感じつつも「いつになっても緊張はとけないんですけど、去年よりもパワーアップをしたと思ってもらえるように頑張りたい。今回は歌が多くて、どんどんスピード展開されていくので、歌のなかで気持ちをぐっと高めたり、思いを乗せたりっていうのを意識しました。単純に男と女どっちかの心ではなく、その狭間で揺れ動くサファイアの姿をどう表現したらいいんだろうっていっぱいもがいたし、舞台上でも悩みながらやりたい」と意気込んだ。  また、不朽の名作を演じることについて「おばあちゃんがアニメを見てたよって喜んでくれたくらいなので、本当に幅広い世代の人が知っているという緊張感とプレッシャーは今でもずっとあります」と気を引き締め、サファイアの恋敵であるヘケート役の桜井も「母がすごい好きなアニメだったので、ちっちゃい頃に見た記憶があるのでうれしかったです。出演が決まった話をしたらビックリしてて、お母さんはヘケートが好きだったみたいなので、まさか娘がやる日がくるなんてと感動してました」と続けた。  顔立ちが魔女に似ていると言われる桜井は「すごく素敵な舞台なので、わたしは魔女の娘としていいスパイスをプラスできればいいなと思います。ミュージカルはただ歌うだけじゃなくて、芝居の延長としての歌なので、この歌い分けがいつもやっているのとは違って難しい。見どころがありすぎて、始まりから終わりまでがあっという間に感じられると思うので、ひとつも見逃さずに最後まで観てもらいたい」とアピールした。
なかよし60周年記念公演 ミュージカル「リボンの騎士」

サファイアの“恋敵”ヘケート役の桜井玲香も普段とは違ったクールな表情で魅せる

 宝塚歌劇団で多くの作品を振付し、ミュージカル『テニスの王子様』『南太平洋』など数々の作品を手がけてきた演出・振付の上島雪夫氏は「最近の若い子のパワーはおもしろいなと毎日稽古場で感じる発見の日々です。昔の作品を今の人たちが生き直してるところがおもしろい。彼女たちのような、何千人の前に立ってる人はちょっと普通の人とは違うし、たぶん二人も幕が上がると、今日また豹変するんだろうと思うので楽しみです」と期待を寄せ、彼女たちが初挑戦する剣術の腕前について「いつも踊ってカラダを綺麗に見せることに慣れている彼女たちは、剣術に長けているので綺麗に見えると思います」と評価した。  そして、隣国の王子・フランツを演じる神永圭佑は「僕自身、赤坂ACTシアターに立つのがひとつの目標でもあったので、そこに立てる喜びを感じながら精一杯フランツとして生きていきたいです。この作品は愛がテーマで、いろんな愛があると思うのでそこをぜひ感じてもらえたら」と思いを語り、孤独な海賊ブラッド役の青木玄徳も「人生初のカラーコンタクトが取れないか不安です。クラシックで綺麗な演出を楽しみに来てくださるとうれしい」と緊張をにじませた。  同公演は、本日から17日まで東京・赤坂ACTシアターで全10公演、12月3日から6日まで大阪・シアターBRAVA!で全7公演が上演され、17公演で約2万人の動員を予定する。劇場で生田と桜井の“豹変”ぶりを目に焼きつけてほしい。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=979616 ●なかよし60周年記念公演 ミュージカル「リボンの騎士」 http://www.nelke.co.jp/stage/ribbon-no-kishi/ ©ミュージカル「リボンの騎士」製作委員会2015 <取材・文/北村篤裕 撮影/西田周平(24dakun)>
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