コスパ最強決定戦 ちょい呑みチェーン VS せんべろ居酒屋・三番勝負

 厳しい個人の懐事情と節約志向で、居酒屋チェーンなどの売り上げが伸び悩むのを尻目に、昨今、好調なのがファミレスや牛丼チェーン店などの「ちょい呑み」サービスだ。

 本来は食事中心の外食店が、リーズナブルな価格帯でアルコールメニューを強化し、売り上げを伸ばすケースが増えている。一方で飲兵衛たちが長年愛用してきたのが、圧倒的な安さでお酒を提供する格安居酒屋――いわゆる、“せんべろ”だ。

 安さも質も、というワガママな取材班は、今回、ちょい呑みサービスを提供している外食チェーンと、老舗せんべろ居酒屋それぞれから代表店を3店ずつ取り上げ、味・値段・店内の雰囲気など総合的に比較。せんべろと外食チェーン。果たして“アルコールパフォーマンス最強”の軍配はどちらに上がるのか。

秋葉原『百飲』(60点)VS 吉野家『吉呑み』(70点)

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秋葉原『百飲』

ビールは中ジョッキで出てくるだけに、この量には少しがっかりしてしまう。しかし7点飲み食いして850円。ちょい呑みだけなら百飲こそ最強かも

 ほぼ全てのメニューが100円であることから、その店名が付く『百飲』。ビールとウイスキーダブルのみ200円、一部おつまみは150円だが、その圧倒的な安さが最高の魅力だ。平日でも早い時間からお客さんで賑わう。

秋葉原『百飲』

150円のおつまみも高級な部類。この日はメンチカツだったが日によって変わる

 しかし、安さの犠牲に比較的広々とした店内はオールスタンディング。回転率は早い。灰皿も一応は用意されているが、“においの強いタバコはご遠慮ください”の注意書きがあり、喫煙者には少々肩身が狭い。客席に比べ調味料の数と配置も行き届いているとは言い難い。せめて近くにナプキンくらいは欲しいところ。お酒もやや薄めか。

『吉野家』

簡単な酒と肴を提供する“チョイ吉呑み”と、より本格的なサービスを提供する“吉呑み”の2タイプが存在する。

 一方、ちょい呑みサービスを定着させた『吉野家』。 “吉呑み”店舗では、ワンフロアテーブル席という作りで、多くが個室の喫煙スペースが設けおり、居心地の良さから長居するお客さんもチラホラ。

 牛皿から揚げ物までオール100円とはいかないものの、品質面でちょい呑み最大手の貫禄を見せつけられた。物珍しさ抜きで日常的に活用するに耐えるだろう。

板橋『SHOWA』(90点)VS 日高屋(80点)

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 板橋駅徒歩7分『SHOWA』は安くて美味い。

板橋『SHOWA』

『SHOWA』ではこの券と引き換えに料理やお酒を注文する。一品110円換算

 システムは10枚綴りの券を入店時に一人1100円で購入し、食べ物もお酒も一品一枚の券で交換するというもの(ジョッキビールのみ2枚)。なべ、ピザ、刺身などなど他のせんべろに比べると、料理一品一品が圧倒的に丹精に、丁寧に調理されている。基本立ち飲みだが壁沿いには座席もあり常連客の雰囲気も良い。

板橋『SHOWA』

レモンやレタスで彩りを整えるなど普通のせんべろなら犠牲にするところまでカバー。メニューも豊富で楽しい

 余った券は次の来店時に持ち越すことも可能だが、再入店時に必ず一人1100円で綴りを購入するのが鉄則で、どんどん券が溜まってしまい結果として割高になることも。店内は寒暖の影響を受けやすく、アルコールもやや薄め。日曜・祝日が休みなのもネックだ。

『日高屋』

ちょうど1000円分の『日高屋』の料理。お酒は200円台後半から。『SHOWA』と比較すると、量やアルコールの濃さを考慮しても割高感は否めない

 『日高屋』では大振りな味付けの料理に比較的濃い目の酒がグイグイ進む。これという大きな欠点もないが、何より重要なアルコールの価格で小さな減点を確実に重ねたのが敗因で、一人頭2000円近くなることもしばしば。6店舗中唯一、ハイボールにレモンが入っていたのには少し感動したが、相対的に見ればささやかすぎる評価ポイントと言わざるを得ない。

池袋『大都会』(70点)VS 名代 富士そば『富士酒場』(75点)

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『大都会』

おつまみが豊富すぎて、意外と注文する人が少ない『大都会』の蕎麦。150円という値段は普通にすごい

 いくら飲んでも不思議と酔い潰れないのが居酒屋&蕎麦『大都会』の酒だ。飲み干したグラスの数に下戸でも高い満足度を得られるが、なんだか騙されているような気もする。ビールにキレはなく、食券に席番を書かないと怒られたり、大人数で押しかけると素気無く追い返されたり、安さと立地(北池袋)ゆえか一歩間違えれば警察沙汰という客側のエピソードも多い。

『大都会』

『大都会』のメニュー表。「◯杯券」など同じお酒をたくさん飲むほど安上がり。おつまみは値段の割に量も多い

 悪口みたいだが、それも昔から多くの人に愛されているからこそ。せんべろの代表格的存在で、最近ではタッチパネル式の食券機も導入。アンケートハガキもあったり、企業努力も見受けられる。6店舗の中で一番長居しやすく、365日24時間営業という点も特筆に値するだろう。

『富士そば』のちょい呑みセット

『富士そば』のちょい呑みセット。ビールとハイボールはおかわり200円

 一方の『富士そば』は“富士酒場”なるちょい呑みサービスを9月から始動させた。お店によって味付けやメニューが異なる『富士そば』だが、それは“富士酒場”でも同様。店舗によって多少異なるようだが、蕎麦のトッピング用の天ぷらや、『ちょい呑みセット』が存在する。

 同じ蕎麦屋というだけで安易に比べてみたが、方向性が全く異なり甲乙つけがたい。今回はこれからの『大都会』にさらなる期待を込める意味でも、『富士そば』の勝利とした。富士酒場は酒も濃いめで、ビールなんてキレキレ。蕎麦屋らしく肴もシンプルで味付けも程よい。両者の代表メニューの蕎麦ひとつとっても『富士そば』に軍配をあげる人がやはり多いだろうと思う。

三杯以上飲むならせんべろに軍配か?


 全体的に振り返ってみると、安さと量、メニューの豊富さという面では、やはりせんべろが圧倒的だったように思うが、限られたメニューで比較してみたので、ちょい呑みサービスに少し有利な結果だったかもしれない。三杯以上飲むなら、まずはせんべろがオススメだろう。

 しかし、お酒自体の質、味の安定感、店内環境という点でチェーン店のパフォーマンスは想像以上。つい杯を重ねてしまうのも十分に納得がいく結果だった。 <取材・文/日刊SPA!取材班>

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