神社でのNG行為は? 今さら聞けない「初詣」5つの基本作法

 もうすぐ年が明け正月気分に。一年の始まりは「初詣」からという人は多いだろう。しかし、神社やお寺へ行く際の“基本作法”は身についているだろうか?

伏見稲荷大社

初詣には多くの参拝客が訪れる京都の「伏見稲荷大社」

「初詣」とは、年のはじめに神社やお寺に参拝して、1年間の無病息災と平安を祈る行事のこと。だからといって特別な作法があるわけではなく、参拝の基本さえおさえておけば間違いはない。年はじめの「初詣」から恥ずかしい思いをしないよう、まずは神社での“5つの基本作法”をおさらいしておこう。

外出前には、前年にいただいたお守りやお札を準備


 神社でいただいたお守りやお札は、一年ごとに新しいものにするのがよいとされるため、外出前には前年のお守りやお札を準備しておこう。また必ずしも、お守りやお札をいただいた同じ神社に納めるのが義務ということはないので、他の神社へ訪れた際にも、ちゃんとお返しするのがいいようだ。

伏見稲荷大社

鳥居の前ではまず一礼を。道の真ん中を歩くのはNG


 神社へ到着したら、神域へ入る鳥居の前でまず一礼を。そして鳥居をくぐったら、道の真ん中を歩くのはNGだ。道の真ん中は神様の通り道とされているので、失礼のないよう道の端のほうに寄って歩くのがよいされている。

神社もお寺も同じ「手水の作法」


 以下で紹介するのは、西日本で最も多くの参拝客が訪れる京都の「伏見稲荷大社」の手水の作法である。神域に入る前に、心と体を清めるという意味があるので、訪れた際には必ずやっておきたい。こちらは神社でもお寺でも、基本的な流れに変わりはないので、初詣に出かける際にはしっかりおさえておきたい。

[1]右手でひしゃくに水をくみ左手をすすぎます
[2]ひしゃくを左手に持ちかえ右手をすすぎます
[3]ふたたび、ひしゃくを右手に持ちかえ、左手に水を受け口をすすぎます(ひしゃくに口をつけません)
[4]もう一度左手をすすぎます
[5]最後にひしゃくを立てひしゃくの柄を流し元の位置に置きます

住吉大社

大阪で一番人気の「住吉大社」

神社での参拝方法は「二礼、二柏手、一礼」


 手水舎で手を洗い清めたあとは、いよいよ神様のいる神前へと進もう。神前では真ん中に立ってお参りしても大丈夫だそうだ。柏手(かしわで)を打つときには、胸の高さで両手を合わせ、右手を少し下にズラすといい音が鳴る。

[1]お賽銭をおさめる
[2]鈴があれば、その場で2、3回鳴らす
[3]2回、お辞儀をする(二礼)
[4]両手のてのひらを合わせて2回、柏手をする(二柏手)
[5]両手を合わせたまま祈願する
[6]最後に一礼をする

 この流れをお寺でもやっている人がいるので、気をつけてほしい。

参拝客が多ければ多いほど、ご利益も大きい?


 一般的には昔から、近所の神社へ初詣に行くことが多かったようで、参拝客が多ければ多いほど、ご利益も大きいというわけではないようだ。ただし、お祭り気分を味わいたいなら有名な寺社だろうし、落ち着いて参拝したいなら近所の神社へ行くのがよいだろう。神社によってどんなご利益が受けられるかといった違いはあるので、自分の願いによって神社を選んでみるのもいいかもしれない。

 最後に、現在は発表されていないが、警視庁の「三が日の神社・お寺の参拝者数ランキング」を紹介する。初詣へ行く際のひとつの目安となるかもしれない。

1位:明治神宮(東京都)約319万人
2位:成田山新勝寺(千葉県)約298万人
3位:川崎大師(神奈川県)約296万人
4位:伏見稲荷大社(京都府)約277万人
5位:住吉大社(大阪府)約260万人
6位:熱田神宮(愛知県)約235万人
7位:浅草寺(東京都)約220万人
8位:鶴岡八幡宮(神奈川県)約213万人
9位:氷川神社(埼玉県)約205万人
10位:太宰府天満宮(福岡県)約204万人(2009年発表)

 関東では成田山新勝寺、川崎大師、浅草寺といったお寺へ初詣に行く人が多く、関西では、神社へ初詣に行く人がほとんどといった文化の違いもおもしろい。新年の「初詣」はどこへ行く? <取材・文・撮影/北村篤裕>

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