皮膚とオーラ

 このご時世のせいなのか、外に出ると街角のあちらこちらで、いろんなヘンな人
意味不明の演説をしている光景を、よく見かける。

 この日も、都知事選に立候補した『日本スマイル党』のマック赤坂という人が、
KAN「最後に愛は勝つ」を、タンバリンを叩きながら唄っていた。

 まさに、ヘンな人のお手本のような人だが、人前に立ち慣れているだけあって……なのか、
独特のオーラを放っていた。

 この不思議なオーラは、いったい何を起因とするのか、としばし観察してみると、
皮膚の質感が一般人のソレと、どこか違うのである。

 あるスポーツ専門誌で、ある有名なスポーツライターが、

松井秀喜のなにがすごいかって、実際会ってみると、体つきとか以前に、
まず皮膚が違うんですよ。あれは人間の皮膚じゃない!

みたいなことを語っていたのを思い出した。

そうか。異様なオーラを放つ人は皮膚が人間離れしているのか……!

と、もう一度マック氏を凝視してみると……、

ファンデーション塗ってました。

 それも、かなり厚め

 そりゃヘンだわ。

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写真ではわかりませんけど、それなりに注目を集めてました。

PROFILE

山田ゴメス
山田ゴメス
1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。著書に『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)など
『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)
『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)
OL、学生、フリーター、キャバ嬢……1000人以上のナマの声からあぶり出された、オヤジらしく「モテる」話し方のマナーとコツを教えます

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