第352回

2月28日「メニュー開発中」

・カレーが大好きな乙さんに「乙カレー」を開発してもらおうと頼みに行く。だが断られる。

2月29日「子供を作ろう」

・そういえば乙さんと「クリエーターが結婚したり子供を作ったりすると作風は変化するか」というような話になったりもした。そのことを考えつつ、うるまでるびさんの展覧会「ア・ラ・モード」に(@渋谷パルコパート1『 PARCO FACTORY』3/16まで)。うるまさんとでるびさんはご夫婦のユニットで、ここ数年、お子さんを育てつつ作品を進化(拡大)させている……なんて勝手な憶測は失礼かもしれないが、その子育てのプロセスが『ほぼ日』で毎日(それも6年間も!)連載されていて、とても面白かったのだ。

・もともと評価の高いCGアーティストだった彼らが、その地点から、デジタル業界や映像業界を突き抜けてもはや国民的といえるほどの一般ヒット作品(『おしりかじり虫』)を生み出すに至ったのは、ボテ志くんのおかげかもと思える。創作に没頭している人は子作りを敬遠する人が多いと思うけど、どんなに忙しい人でも、産んで後悔してる例を見たことがない。みんなも作ろう。

・さて展覧会では付箋紙に書かれた伝言メモやスケッチなども大量に展示されていた。そういうところからも新しい作品が生まれているそうだ。自然体で、日常の延長で作る。人生を賭ける必要はなく、クスリに頼ったりもしない。それが今的な創作スタイルなのだろう。

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3月4日「えっ!」

・講談社BOXのメルマガにコメントを寄せた。「KOBOカフェ」@中野ブロードウェイの件、これにて遂に正式発表である。サイトもオープン。スタッフも募集開始。

・『2999年のゲーム・キッズ完全版DX』の発売延期の報に驚愕。5月になるという。ご、ご、ご、ごめんなさい。けれど5月ならカフェで何か記念イベントがやれるかもしれない。

PROFILE

渡辺浩弐
渡辺浩弐
作家。小説のほかマンガ、アニメ、ゲームの原作を手がける。著作に『アンドロメディア』『プラトニックチェーン』『iKILL(ィキル)』等。ゲーム制作会社GTV代表取締役。早稲田大学講師。