第363回

5月14日「サイン会など」

・『2999年のゲーム・キッズ完全版DX』発売。10年ほど前、自分が夢の中でたびたび同じ空間を歩き回っていることに気付いたことをきっかけに作りはじめた作品。小説として書籍として固定されつつも読者の脳の中で自己増殖していく世界を提供したいと考え、文学というよりゲームに近い方法論によって作り上げた。1000年生き続けたい人、ぜひ読んで頂きたい。

・TAGROさんすばらしい絵をありがとうございました。TAGROさんと一緒に、25日KOBO CAFEでサイン会と、ドリーミーかつクリーミーなトークイベントをやります。当日ここで本も売りますが、もう買ってしまったという人も、この機会に持ってきてくださったらサインいたします。

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5月17日「あー楽しい」

・古物商の資格、とれた。今後カフェを拠点にいろいろ柔軟にモノの売り買いができるぞ。

・ところで最近はたいていの打ち合わせもここでやってる。あれこれ出かけずにここでイベントも打ち合わせも執筆も、それどころか自分の作品売るのも、できてしまうわけである。ただしみんながわざわざ来てくれるかどうかは、桃李のような魅力を打ち出せていけるかどうか、こちら側の問題となるわけだ。

5月18日「UFOアイスコーヒー終了」

・KOBO CAFEで提供している作家コーヒーは、渡辺浩弐オリジナル「UFOアイスコーヒー」期間が終了。毎日朝早くから夜遅くまでカフェに入り浸っていたのは、これのためでもあった。ずっと続けたい気持ちはあるが、手間と体力がどうしても追いつかないので、いったんおしまいにさせてもらうことに。

・ところで今日これを飲みながらカフェでTAGROさんと打ち合わせしてたら、テーブルの上に置いてあったスプーンが突如くにゃりと曲がった。

2008.05.25 |  第361回~

PROFILE

渡辺浩弐
渡辺浩弐
作家。小説のほかマンガ、アニメ、ゲームの原作を手がける。著作に『アンドロメディア』『プラトニックチェーン』『iKILL(ィキル)』等。ゲーム制作会社GTV代表取締役。早稲田大学講師。