第四十夜【前編】

活気を失った”日本一の歓楽街”
歌舞伎町を再生させる注目店に行く!

【担当記者:苫米地】

 先週新潟に飛んだテポドンが(そもそも新潟に”テポドン”が飛んでいいものか)地方の歓楽街の「地盤沈下」を嘆いていた。しかし俺が愛する街、”日本一の歓楽街”歌舞伎町の衰退も同様いや、それ以上と言わざるを得ない。’04年にお上の肝いりで始まった「浄化作戦」、そして折からの不況……。昨年、街のシンボル、コマ劇場が閉館し、周辺の映画館や店舗も次々と閉鎖。アーチでおなじみのメインストリートは閑古鳥。目立つのは集団で闊歩する外国人観光客とキャッチの黒服の面々。街を歩けば、退店したキャバの看板跡に「がんばろう!!歌舞伎町」の文字。そう、俺が感じる以上に、この街の住人が最も危機を感じているのだ。そんな折り、街のムードを一掃する、きら星の如くオープンした新形態のガールズバーがあるのとのこと。

新形態のお店がこの街を盛り上げる

 客引きが密集する花道通りのど真ん中にその店が。往時の歌舞伎町を彷彿とさせるネオン&フラッシュライト。名前も「ギラギラガールズ」と気張っている。店に入ろうとすると、突然狭い通りを闊歩する巨大トレーラー。エグ○イルの新譜の宣伝のようなこのトレーラー、なんとお店の宣伝カーなのだ。スケールのデカさに面食らいつつ、店内へ。するとそこにはビキニ姿の女のコがズラリ! 円形に設けられたカウンターの中にもピチピチ(古い?)の水着ギャル!! 巨大ディスコのような内装は、バブル時代を彷彿とさせる。これがガールズバー? 水着ギャルをキョロキョロと見回しながら席に着くと、「ショータイム」開始の合図。なんとこの店はガールズバーなのにショーが行われるのだ。オリジナルの音楽が流れると水着ギャルが一斉にステージへ。

「あれ見て下さい!」。「俺の夜」ではお馴染みの案内人O氏が指さす先には、天井から伸びるポールが。ビキニ娘がつかまると逆さになってクルクルと回転。おおっ。映画の世界だけだと思っていたポールダンスがかぶりつきで見られるとは! 見事な脚線美。ポールでの開脚に思わず立ち上がる俺。ステージ上でオリジナル曲を演奏するのもこの店の女のコ。衣装もボンデージやミニの浴衣で挑発的だ。席の後ろにはステージに上がりきれなかったコたちが、これまたビキニで腰をクネクネ。前も後ろも横も、視界の全てが水着ギャルに席巻されているではないか!

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平均年齢21歳の水着バーテンダーが踊る姿は壮観。本格的なポールダンスにも圧倒される

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ギラギラガールズ
住:東京都新宿区歌舞伎町1-9-5 三径61ビル1F
電:03-5292-3552 営:19時~翌1時 休:無休 料:3000円(60分)
※現在はオープン記念価格につき60分4000円(飲み放題・初回限定)
ドリンク1000円~、フード800円
●ショータイムは一日約3回。開始時間はお問い合わせを

協力/O氏(夜遊びガイド)
撮影/渡辺秀之

苫米地 某実話誌で裏風俗潜入記者として足掛け5年。新天地でヌキを封印。好きなタイプは人妻
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