第四十七夜【後編】

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【担当記者:ナカソネ】

「お誕生日のときにスタンド花を出すととても喜ばれますよ。キャバ嬢は自分の存在を周りに誇示したい生き物ですから。あとは、キャバ嬢って酔っ払ってハンカチや名刺入れをよくなくすので、こういう小物類はある意味”消耗品”。何個あっても困らないんです」

 ハンカチなら、ブランド物でも500円から買えますもんね!

 あと、男がダマされやすいのが営業のコピペメール。本気メールとの見分け方を教えてください!

「キャバ嬢のメールは営業も本気もコピペが多いんです。好意があるかは、レスの速さでわかりますね。返信が速ければ速いほど、好意がある証拠。でも、本気と見せかけて店に呼ぼうとするコもいるから、見分けるのは難しいですよ」

 やはり、キャバ嬢のほうが一枚も二枚も上手なんですね。

「でも、キャバ嬢だって詐欺師にダマされたりしますけどね。私も、30万円もする美顔器を買っちゃったことがありますから(笑)」

 胡桃嬢はそう言うと、「恥ずかしいから書かないで~」とナカソネにボディタッチ。引退したとはいえ、さすがはNo.1です。しかし、胡桃嬢に接客してもらうには300万円。2週間通ったら4200万円だよなぁ……。気がつくと、キャバ嬢攻略法より、胡桃嬢攻略法に集中してしまいました。

 取材後、夜空にはまたしても満月。零れ落ちる涙はソデで拭いながら、近くの伊勢丹でブランド物のハンカチを大量購入したのでした。チョリーッス!!!

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インタビュー中、全身から放たれる色香とナチュラルに放たれる
ボディタッチにNo.1キャバ嬢の片鱗か。ラメがまぶしい胸の谷間と
相まって、ナカソネも暴発寸前!?

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撮影/北村 崇
ヘアメイク/関 由美
撮影協力/CASE#00001(03-5456-2522)

ナカソネ 毎晩六本木に群がる元ギャル男。電子辞書は英語とスペイン語を搭載。夢は国際結婚。世界一の美女を探す旅に出るため、第七十八夜にて俺の夜チームから脱退
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