第八十ニ夜【前編】

「男」になれる!?
キャバ嬢と「客」で終わらないための10か条を伝授!

【担当記者:テキサス】

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  あまりの楽しさに(覚えていないが)、一軒のキャバクラに8万円を投入! その日から指名したキャバ嬢の営業メール&電話攻撃に苦しめられている、テキサスです。完全にカモにされております……。

 キャバ嬢に「客」でなく「男」として見られたい、と願うのは当然。では、どうすれば「男」として見てもらえるものなのか?

 そこで、今回は『キャバクラの教科書』の著者、木村進太郎氏とともにを考案。読者の皆さまにお届けします!

男女の関係になるために心がけることとは?

 まず木村氏が「客」で終わらないための条件として挙げるのが、「いい客であるということ」だ。

「同伴、アフター、休日デートというステップを踏み、その先に、キャバ嬢の”男”というゴールがある。好みのキャバ嬢が見つかり、口説きたいと思っても、下心を見せてはいけない」

 キャバ嬢落としは一夜にしてならず。経験上、それはテキサスも重々承知している。では、どの程度我慢すればいいのか?

「狼になるのは、3回目の休日デート。イメージ的に軽いと思われているぶん、キャバ嬢のプライドは高い。たとえ体を許していいと考えていても、『1、2回目でやっちゃうと、軽い女と見られてしまう』。そんな声をたくさんのキャバ嬢たちから聞いています」

 つまりは、誠実な客であれということだ。しかし、いつまでも誠実では進展もない。

「毎回、同じテンションではダメ。5回目ぐらいに来店したときに、落ち込んだ雰囲気を演出してみる。すると、『どうしたの?』と、キャバ嬢が悩みを聞いてくる」

 これこそが、「客」で終わらないための最重要ポイント。キャバ嬢との間に「悩み相談」というキーワードを埋め込むのだとか。

「キャバ嬢の多くは、相談する相手がいない。そこをうまく突くんです。男女心理において相談を受けた相手は、その人を意識するもの。自分から愚痴をこぼすのではなく、演出により、上手に自分の悩みを相手に伝える。自分が心を開けば、相手も心を開くんです」

 とはいえ、指名キャバ嬢が見つかっても、そこは人間同士の戦い。相手がキャバ嬢とはいえ、そこは男と女。当然、人間的な魅力が必要であり、話のつまらない男と付き合おうとする女はいない。

 そこで、会話に困ったときは、話題探しの原則である「て・き・ど・に・せ・い・り・す・べ・し」を使えと、木村氏は言う。

 ちなみに「て」は天気、「き」は季節、「ど」は道楽・趣味、「に」はニュース、「せ」はセックス、「い」は田舎、「り」は旅行、「す」はスポーツ、「べ」は勉強、「し」は仕事だ。もっとも、木村氏が勧める話題は映画や本だ。

「言葉は悪いですが、キャバ嬢には世間知らずが多い。ニュースを詳しく解説してあげたり、知的好奇心を刺激してあげると喜ぶ。たとえば僕がよくプレゼントするのが東野圭吾の『秘密』です。10人中9人は、興味を持ちますね」

 映画の話題が好ましいのは、休日デートに誘う口実がつくりやすいためでもある。

 最後に、注意すべきポイントはメール。木村氏は言う。

「口説きたいと思った相手には、自分からメールをすること。『昨日は元気なかったけど、体調には気をつけてね』などと、健康を気遣うものがいい」

 

【DEAREST(ディアレスト)】

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今回、取材に協力してくれたのは同店所属の
伊織美羽ちゃん(写真右)と水城ルナちゃん(左)。

住:東京都新宿区歌舞伎町1-3-15ザ・カテリーナビルB1 
電:03-5292-3288
休:日曜
営:19:00~ラスト
料:ワンセット60分で8000円(19:00~20:59)、1万円(21:00~ラスト)、税サ20%
http://shinjuku-dearest.com/

撮影/西田 航

テキサス 「女のコとの会話は最高の前戯」がモットー。趣味は年間50回ほど行くキャバクラとFX
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