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旧統一教会が開催した「国際合同結婚式」に潜入。どんな人たちが参加しているのか?(2016年)

平均23~24歳の新婚カップルたち


 一言で言うと、その雰囲気は結婚式というより入社式に近いのだ。

 新入社員のような若者たちが、男女ペアになって座っている。それもそのはず、この場に集まっている参加者の平均年齢は23~24歳。学生も少なくなく、着ているスーツが見た目にしっくりきていない。

 その若者たちが結婚するという。

 こうしたレクチャーを受けている様子が入社式なら、宿舎の中は、さながら修学旅行のようだ。

 意外なことに、宿舎の部屋は新婚カップルというのに男女別々になっている。さらに結婚式に出たからといって、すぐにその後、一緒に暮らすこともないらしい。

 一体どういうことなのか。順を追って説明しよう。

 まず、家庭連合では自由恋愛が認められていない。未婚カップルは、ほぼ例外なく見合いで出会い、結婚相手を決めて合同結婚式に臨む。

 しかし、その時はまだ性的関係を結ばない。

 結婚式の後、少なくとも40日間を開けて(宗教的な意味があるらしい)、夫婦の共同生活に移る。結婚式に出てから一緒に暮らし始めるまで、平均して2~3年は間を置くのだという。

 こうした理由によって、初婚カップルの泊まる部屋も男女別々になっており、しかも彼らは日常的に教会の文化活動やボランティアなどで行動を共にしてきたことから、23~24歳の仲間たちが集まるこの不思議な空間は、それゆえに修学旅行っぽく感じられるようだ。

一連行事はタイトなスケジュールで進行


 合同結婚式は、多数のカップルが挙式に参加するため、ツアーのように流れと時間が決まっている。

 準備は前日の夕食を終えたころから始まる。女性たちは順番を待ってメイク・ヘアメイクをし、ウエディングドレスに着替える。

 ヘアメイクは、まるでファーストフードのメニューを選ぶかのように、というと語弊があるかもしれないが、効率よく希望を伝えられるような髪型のパターンが掲示されている。

 メイクと着替えが終わると、今度は記念撮影だ。

 記念撮影が終わった後、朝5時から十数台のバスに分乗して会場に向かう。そして朝6時を過ぎたころから会場には、世界から集まったカップルたち、そして参列客が続々と訪れる。

 式典は朝10時からだが、7時を回るころにはすでにほとんどのカップルが会場内のアリーナに参集。

 たくさんのカップルが仲間同士でお互いの結婚を祝いつつ、参列客と一緒に写真を撮りあっていた。

 式典が始まる前にはステージ上でリハーサル、そして歌や踊りのパフォーマンスがあった。そしていよいよ本番が始まる。

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