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ホームレス風俗嬢の知られざる現状――1畳の待機所で“店泊”、座椅子で寝る毎日

 店泊を続けていたユナさんに転機が訪れたのは、皮肉にも親のカードでの80万円の使い込みがバレたことによる。短期間で稼ぐ必要に迫られ、スカウト経由で地方へ出稼ぎにいくことになった。 「名古屋のデリヘルに出稼ぎに行ったんだけど、寮を見て、『やった! ベッドで寝られる!』ってテンション上がった。久々の布団はホント、サイコーだった」  寮は小ぎれいなワンルームマンションで、エアコン、ベッド、冷蔵庫、加湿器、電子レンジ、洗濯機、テレビ、コンロなどが完備されている快適空間だった。寮費は1泊3000円だったという。  だが、いい待遇を受けるためにはそれなりの条件もある。風俗業界の相場では、寮を利用するコは最低でも週5日出勤、一日10時間程度の勤務が多い。なかにはオープン ~ ラストで週7日、休暇は生理時のみという店もある。  過酷な環境に身を置くことには、何ら変わりはないのだ。 ― ホームレス風俗嬢 密着取材 ―
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