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旧統一教会・国際合同結婚式で結婚した4組の夫婦を直撃。見ず知らずの人と結婚するってどんな感じ?

「先祖で誰かに悪さをしたせいで、『子供を産む機能を止められている』と言われました」

~Iさん夫妻・2007年に結婚~

⇒【写真】はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1089617

旧統一教会・国際合同結婚式で結婚した4組の夫婦を直撃 見ず知らずの人と結婚するってどんな感じ?

Iさん夫妻・2007年に結婚

 日本人の夫I・Sさん35歳と、ハンガリー人の妻Gさん33歳。写真によるマッチングで決まった結婚相手だった。夫のSさんは結婚当時26歳。結婚まで英語は一切話さず、特に海外志向だったわけでもなかった。

 ただ、世界の問題を解決するには国際祝福――という教えが妙に印象的で心に残ったことから、「国際」を希望して相手が決まった。それでもハンガリー人だと知らされた時は驚いたと言う。

「完全に想定外でした。縁もゆかりもありませんでしたから」と夫は当時を振り返って話す。

 対照的に妻は冷静だった。

「私は、夢に見ました。3つの国が出てきて、1つはドイツ人、2つめがスロバキア人、3つめが日本人で、とてもリアルな夢だったんです。教会で出会った日本人の印象は良かったので、不安はなかったです」

――会ってみて、どうでしたか?

「韓国での国際合同結婚式の場で、初めて会いました。第一印象は、優しそう、穏やかそう、親切そうに思いました」

「やさしい人だと思いました。初めて会った時、手にトラベルガイドを持っていて、ハンガリー語を勉強しているのが分かりました。会話は英語で、、、流ちょうでしたよ」

「普通に会話できちゃった、と驚きました」

――言語も違う、初めて会った相手と結婚する。一体どんなこと話すのですか?

「お互いの生い立ちとか、ハンガリーと日本、お互いの国のこととかですかね」

「日本料理とハンガリー料理のことも」

「教会でどんな生活をしていたのか、も話しましたね」

――いつからどこで生活するというのはスムーズに決まったのですか?

「30歳までに家庭を持ちたかったことと、夫の国に妻が引っ越してくることが前提だったので、自然に日本に」

「ハンガリーは適当な人が多くて、ハンガリーはもうヤダと思ってました。私は繊細な方でハンガリー人のストレートな態度が苦手だったところもあります。教会で知り合った日本人はやさしくて丁寧な人がたくさんいたので、日本に来るのを楽しみにしていました」

――両親はビックリしたでしょう?

「ビックリしました。でも、彼と会った時に安心したようです。それで日本に行っても大丈夫かな、と思いました。父が初対面で彼のほっぺにキスをしたんです」

「それにビックリして硬直しました。でも受け入れてもらえたんだと感じました」

――生活でのギャップは?

「家でパソコンに向かって集中して作業していると、怒ってるの?と聞かれたりします。はじめはその意味が分からなかった。でも、あ、パソコンに集中してるだけだから、気分悪くさせたのなら、ご免なさい、というやりとりがありました」

――難しいハードルはありませんか?

「2013年にそろそろ子供がほしいと思った時、検査を受けたら、精子なしという診断を受けました。東京の名だたるクリニックに行きましたが、子供は諦めた方がいいと言われました。残された手段は、手術で取り出すというもので、ちょっと覚悟がいります。その頃に、霊視ができる人に見てもらったら、先祖が悪さをして、その先祖に恨みをもった人たちが私たちに悪さをしている、と言われたんです。子供を産む機能を取られていると」

 家庭連合の教えでは、結婚して家庭をもったうえで、子供をたくさん産み育てることに重きを置いている。その信仰を持つ人たちにとって、子供が授からないというのは、それだけで大きなプレッシャーを感じることは想像に難くない。

――それで、どうしたんですか?

「霊的な部分も、体も、両方見ていく必要があると考えていた時に、40日の修練会に出てみないかと声をかけてもらいました。それで社長に頼み込んで、休みをもらって行ったんです。2014年と2015年のGWの2回です。韓国で悪魔を取り払う行事だったのですが、帰国して検査を受けても、やっぱり精子は見つかりません」

――祈りは通じませんでしたか

「強力なマカを飲み始めました。アメリカのやつです。さらに、社長が買ってきた高そうな高麗人参茶が会社に置いてあったので、それも1日3回飲みました。そんな日々の中で、家のすぐ近くに不妊治療専門のクリニックがあるのを知って、見てもらったんです。そしたら、精子ありますよ、と。顕微授精しますか? 切る必要ないです、助成金も出るしと言われ、なんとかできるかと希望を取り戻していたところ、2015年の末ごろに受精したことが分かりました」

――不妊治療はつらくなかったですか?

「つらいです。ゴールが見えないから。信仰あるなしに関わらず、お金もかかるし、体も気力もキツイですね。ただ、子供ができなかったことは最大のハードルでしたが、それがきっかけになって二人は近づくことができたと思います」

――お互いのギャップを乗り越えるためにどんな努力をしていますか?

「会話を大切にしています。思ったことを素直に話す。言わないと積もり積もって爆発するので。不快に思ったことでも正直に話します」

「やさしくね」

「そう、やさしく。時間をおいてあの時はこうだったとためこまずに話します」

――何語で?

「三カ国語(日・英・ハンガリー語)ごちゃまぜで」

――こんな結婚の仕組みでうまくいくはずないと思っている人は少なくないですが、メッセージはありますか?

「判断する前に知ってほしいです」

「私たちも教会に来なかったら、こんな素晴らしい人に出会わなかったと思います」

「一般の結婚と家庭連合の結婚には違いがあると思います。多くの一般の人たちは、自分の幸せのため、自分のことを先に考えます。スタートが恋で、相手の全部をいいと思って結婚しますが、あとで悪いところが気になるでしょう。私たちは、先に相手のことを考えるという価値観で、結婚でもまず相手を幸せにすることで、自分も幸せになる、という考え方をします。夫は妻のために、妻は夫のために、と考えています。自分はこうありたい、というのが先に立つとうまく行かない気がします」

――ご自身は相手のために何を変えましたか?

「料理を作るのが上手じゃなかったですが、新しいレシピを覚えて日本料理も作ってみようとなりました。作るのは楽しいですよ。心からの愛で作った料理をどうぞ、と出しています」

「女性は話を聞くことが大切なんだと分かりました。話を聞いて共感する。疲れてても聞くようにしています」

「あ、愛の言葉」

「そう、二人で何をすれば愛を感じるかを話し合って、スキンシップを大切にしています」

 今、妻のお腹には間もなく生まれる赤ちゃんがいる。

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Eさん夫妻・1992年に結婚

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