恋愛・結婚

知ってそうで知らない「キャバ嬢と風俗嬢の違い」――“女”を売って稼ぐ女子たちのホンネ対談

風俗を選ぶ女子の一番多い理由は「人見知り」?

フー子:私、じつは実家が秋田で、本業が美容師のアシスタントなんですよ。で、私みたく地方から出てきた子は、とてもじゃないけど給料だけじゃやっていけないから、水商売でバイトしてる子がまわりでもわりと多い。でも、キャバより風俗やってる子のほうが結果、(二足のわらじ状態が)長続きしてますね。 キャバ美:いるいる! ウチの店にも美容師崩れの子!! 結局、いつの間にかキャバが“本業”になっちゃったけど(笑)。 フー子:私の場合は、仕送りも少なかったから専門学校時代も風俗でバイトしていたんですけど、絶対に電車のある時間に帰ることだけは心がけていました。そうやって、なんとか“普通の生活”を保っていたっていうか……(笑)。 キャバ美:私の場合、今はキャバ専業なんだけど、完全な昼夜逆転にならないよう、なるべくお日様がカンカンに照っているうちに起きるように努力してる! 睡眠時間は短くても、長いスパンで考えたら、そのほうがカラダの調子もいいんですよねー。 ――そう考えれば、親バレや彼氏バレ問題も、風俗のほうが圧倒的に“隠れてヤリやすい”ってこと? キャバ美:そりゃそうですよ~! そもそも彼氏とかなかなかできないし。たとえ上手く隠せるなり、キャバって仕事を認めてくれるような心の広い男に出会えるなりしたとしても、私たちと生活パターンが合う男なんてロクなヤツがいない(笑)。 フー子:バレたときのダメージは風俗のほうが何倍も大きいですけどね。 ――なんだかんだ言って、風俗は「ハイリスク・ハイリターン」の世界だってわけだよね? それでもフー子さんは風俗のほうがいいの? フー子:私が風俗を選んだ一番の理由は、「人見知り」だと思うんです。知らないヒトと会話するのが苦手だから、キャバには行けなかった。極端な話、風俗だと黙っていても、カラダさえ合わせていたらお金がもらえる。 キャバ美:私はいったんしゃべり出したら止まんない系なんで(笑)。それもキャバ嬢が派手に見られる原因なんだろうな……。 <取材・文/山田ゴメス> 【山田ゴメス】 山田ゴメス1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。また『解決!ナイナイアンサー』のクセ者相談員の一人でもある。日刊SPA!ではブログ「50にして未だ不惑に到らず!」https://nikkan-spa.jp/gomesu(PC版)も配信中。著書『クレヨンしんちゃん たのしいお仕事図鑑』(双葉社)
大阪府生まれ。年齢非公開。関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション・学年誌・音楽&美術評論・人工衛星・AI、さらには漫画原作…まで、記名・無記名、紙・ネットを問わず、偏った幅広さを持ち味としながら、草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター兼コラムニスト&イラストレーターであり、「ネットニュースパトローラー(NNP)」の肩書きも併せ持つ。『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(ワニブックスPLUS新書)ほか、著書は覆面のものを含めると50冊を超える。保有資格は「HSP(ハイリー・センシテブ・パーソンズ)カウンセラー」「温泉マイスター」「合コンマスター」など
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