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無職の元女子大生を狙う“職安ナンパ”にご用心

 大学4年生にとって、この時期は来年度入社の新卒採用のまっただ中。だが、彼らの一つ上の学年には、就職先が決まらずに1か月前に卒業を迎えてしまった「無内定大学生」が少なからず存在する。

 彼らのなかには就職活動のためにあえて留年する者も一定数存在する。だが、学費が払えないなどの理由で卒業した者は、就職サイトやハローワークなど、さまざまな手段を使って就職活動を継続しているケースが少なくない。

 そんな就活生を狙ってナンパを働くナンパ師が存在するというのだ。現在就職活動中の者はくれぐれも注意していただきたい。

なぜこんなナンパについていくのか


 場所はハローワークや、既卒生も参加可能なイベント会場の喫煙所。

 サラリーマンナンパ師のK氏(30歳・営業)は、外回り中に暇ができれば、決まってこの場所に足を運ぶという。タバコをふかしながら、リクルートスーツを着た若い女性を見かけると、軽い世間話を挟んでから次のような話を切り出す。

「今日はいいとこ紹介してもらいましたか?」
「いやあ、そうでもないです」
「やっぱり、今の時期は大変なんですね…」
「あれ? 就活中ではないんですよね?」

 ここで、K氏は自らの身分を「記者」と偽って就職活動中の女性たちに近づいていく。

「実は、いまの時期に内定をもらっていない人が、どういうプロセスで就職までたどり着けるかという記事を書いているんです。よかったらそこのカフェでお話をきかせてもらえませんか? 差支えなければ、社会人の先輩として、エントリーシートの添削ぐらいはさせてください」

 そんな安易な声かけで女性がついていくわけがない、そう思う者も少なくないだろう。だが、職安に集う女性の中にはナンパについていく者が珍しくない、とK氏は語る。

 その理由は……?

「仕事を探しているコは、間違いなく一人で来ています。それで時間もたっぷりある。少なくとも、その日は就職活動に割いているわけです。なので、就職につながる話を匂わせれば驚くほどついてきます。あとは…病んでるのもポイントですね(笑)」

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就職活動中の彼女たちはお金がない

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