「結婚すれば貧困から抜け出せると思っていた…」年収150万円・アパレル女子を待ち受けていた現実
「夫の給料も全部私が管理しているわけじゃなくて、月8万円くらいを生活費としてもらうだけ。私は3か月に一度数千円の化粧品や服を買ってやり繰りしているのに、夫はオンラインゲームに月10万円近く課金しているし……。文句を言っても聞いてくれないので、仕方なく夜の仕事も始めました。35歳までには子供も欲しいんですが、こんな生活じゃ産みたくても産めない。生活は前より厳しいのに、家事や仕事など負担ばかり増えました」
また、「義理の父の体調が思わしくなく、今後は介護という負担ものしかかりそう」と悩みの種は尽きない。
「本当は夫に頼りたいけど、最近は職場の人間関係が原因で会社を休みがちになっているんです。結婚する前は理想を持っていたけど、本当にお金のない人同士の結婚は、ただの墓場だと思う」
6/21発売の週刊SPA!に掲載されている大特集『完全密着[若者の貧困]衝撃ルポ』では、上記のような若者たちの“その後”に密着取材。当時、SPA!本誌で窮状を語ってくれた若者たちは、今どのような生活を送っているのか徹底取材を試みている。また、最新の貧困若者による漂流生活にも密着。今、我々が真剣に考えるべき「次世代を担う若者の貧困」その最前線が特集されている。 <取材・文・撮影/週刊SPA!編集部>

「結婚してから余計生活に余裕がなくなり、友達とも一年以上遊んでいない」と語る前島さん。小遣いはゼロ。唯一の贅沢は、「月に一度だけ、仕事の合間に310円のキャラメルマキアートを飲むこと」だと気丈に話した
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